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クロフォード不満のPFP3傑陥落のワケ リング誌編集長「井上尚弥より下位の理由は…」

ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級で優勝したWBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(大橋)。米リング誌が全17階級のファイターを格付けする「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で3位に入った一方で、4位とランクダウンとなったのはWBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米国)。スーパーライト級時代に4団体統一の偉業を達成した名手はこの評価に不満を漏らしているが、同誌のダグラス・フィッシャー編集長は3傑陥落の理由を明かしている。

井上尚弥【写真:荒川祐史】
井上尚弥【写真:荒川祐史】

井上は3位、クロフォードは4位、フィッシャー編集長が自身のツイッターで言及

 ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級で優勝したWBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(大橋)。米リング誌が全17階級のファイターを格付けする「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で3位に入った一方で、4位とランクダウンとなったのはWBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米国)。スーパーライト級時代に4団体統一の偉業を達成した名手はこの評価に不満を漏らしているが、同誌のダグラス・フィッシャー編集長は3傑陥落の理由を明かしている。

 15日に同級1位のエギディウス・カバラスカス(リトアニア)とのタイトルマッチで9回TKO勝利を収めたクロフォード。リング誌選定の最新版PFPでは2位から4位に後退していた。1位はWBO世界ライトヘビー級王者のカネロこと、サウル・アルバレス(メキシコ)。1位だったWBA&WBO世界ライト級王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)は2位に。

 3位には井上が入り、2位だったクロフォードはカネロとモンスターに抜かれる格好となった。試合前は米メディアに「この男たちのうち、現時点で誰かがオレを抜いたなんてことは信じていない」と不満を明かしていた36戦全勝の名手。ツイッター上では、海外ファンからロマチェンコとクロフォードのランキングに疑問を呈する声も上がっていた。

 そうした流れを察知してか、リング誌のフィッシャー編集長は自身のツイッターを更新し、クロフォードの3傑陥落の理由を説明している。

「思うに(ロマチェンコとクロフォードの)最大の違いでもあり、バド(クロフォードの愛称)がモンスターの下位である理由は、ロマは自分の階級でトップファイターと戦える状況であり、統一していること。クロフォードはそうではない」

 トップランク社と契約するクロフォードはESPNを舞台にテレビで中継されているが、ウェルター級で他団体の王者であるエロール・スペンスJr.とマニー・パッキャオはFOXを主戦場にしており、統一戦の実現が困難な状況になっている。

 ボクシング界最強の呼び声の高いクロフォードだが、相手に恵まれないウェルター級でPFPで井上やカネロを抜き返すことができるだろうか。

(THE ANSWER編集部)


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