八村&渡邊の歴史的競演の裏で…主役を奪った23歳、25得点に指揮官「彼に限界はない」
ドラフトをやり直したら「彼は間違いなくトップ10指名に入る選手」
八村とはゴンザガ大時代に2年間ともにプレーしたクラーク。この試合では八村と敵同士としてマッチアップし、勝手知ったる元同僚のシュートフェイクに引っかからず、見事なディフェンスで得点を阻む場面もあった。
今年のドラフトで全体21位指名を受けたクラーク。当時はエリート選手という評価は受けなかったものの、今季ここまで1試合平均21.4分の出場で12.7得点、5.9リバウンド、1.2アシストと、ベンチからの出場が多いにも関わらず新人王争いに食い込む活躍を見せている。
この活躍をグリズリーズのテイラー・ジェンキンスHCも手放しで称賛。「もしもドラフトをやり直せば、トップ10指名は間違いない」と語りながら、クラークの才能について続けた。
「彼の素晴らしいところは、何位で指名されたかなど気にしないところだ。彼は本当に謙虚な男だよ。ジャ(・モラント)やジェイレン(・ジャクソンJr)、そして彼らについて語るのは本当にエキサイティングなことだ。我々には明るい未来が待っており、彼には限界などない。彼はまだ才能の片りんを見せたに過ぎない。ブランドンがチームにいてくれて本当にラッキーだよ」
現時点で新人王の呼び声高いモラントとともに、若いチームの中で躍動するクラーク。今後の活躍が楽しみであるとともに、彼や現在ペイサーズで活躍するゴンザガ大の先輩ドマンタス・サボニスとの対戦は、八村にとってもいい刺激になったはずだ。
(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)