なぜ井上尚弥の右目を狙わなかったのか ドネアが決勝を回想「古いかもしれないが…」
右目を狙わなかったのは「正々堂々戦いたかった」
また2回には強烈な左を顔面に当て、井上の瞼をカット。激しい流血を誘ったが、ドネアはウィークポイントを執拗には攻めなかった。これに関しては「そこまで切り傷は気になっていなかった、ただ自分がやるべきことをやっただけ」と語っている。
さらに続けて「彼をノックアウトしようとした、それだけが頭の中にあった。ただ自分が計画した事をやろうとしていた。みんなが何故そこに追討ちをかけないのかと聞いてきたが、ただ自分のスタイルを貫いた、ノックアウトを奪う事。まあ、古いメンタリティーかもしれないが正々堂々戦いたかった」とレフェリーストップではなく、KOを狙っていたと紳士的に語っている。
健在ぶりが評価され、最新のWBCランキングではルイス・ネリ(メキシコ)に代わって1位にジャンプアップ。WBC王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)への指名挑戦権も与えられている。王座返り咲きの可能性も十分に秘めるドネア。まだまだ世界のトップ戦線で戦い続けることになりそうだ。
(THE ANSWER編集部)