井上尚弥とロマチェンコはどっちが強い? 海外議論沸騰「イノウエは弱点を晒した」
「どちらも優秀」「ロマよりイノウエが上」「モンスターは伸びしろ大」
「興味深いことだが、弱点を晒したのはどちらか。イノウエはバンタム級で無敗だったドネアの一撃を受けたが、プレッシャーの中で冷静さを失わず、終盤支配し、ダウンを奪った。KO勝ちを奪われた。一方、ロマチェンコは大きく長身でリーチも長い、金メダリストのルーク・キャンベルに苦戦し、接近戦で被弾した。終盤に支配し、KOするまでだ。弱点を晒したという議論はあまりに愚かだ」
「イノウエのドネア戦の勝利は、ロマとクロフォードのどの試合より評価している。だから、現時点でイノウエを上に評価している」
「難しい判断だ。どちらも優秀だ。現時点で、どちらが上なのか、議論はできないが、ロマに優位性があるとみる。135ポンドでサイズを犠牲にしながら、スキルで男たちを倒している。イノウエはドネアにサイズで劣っていたが、若くなかった。イノウエはさらなる高みに到達する可能性がある。若いし、依然として成長している」
「個人的にはロマよりイノウエが上だ。復活したドネアは118ポンドでイノウエとのマッチアップは最悪だった。サイズは上で、鋼鉄のアゴと強烈なパンチ。イノウエはテストに合格したが、粗も見えた。バンタム級において、ドネアはロマが135ポンドで対戦したリナレス、ペドラザ、キャンベルより素晴らしい相手だ。イノウエがダメージを受けたことは減点材料にならない。ロマは実力下位の相手にダメージを受けていた」
「モンスターの方が伸びしろが大きい。ロマは薹が立ってきている。スキルは高速だが、反射神経に依存している。頼りになるべきパワーはそこまでない。キャリアを決定付けるファイトに飢えている感じもない。モンスターはその対極だ」
「精密機械」と「モンスター」、いったいどちらが上なのか――。ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝のノニト・ドネア(フィリピン)相手の歴史的な名勝負をどう捉えるかも、判定の焦点となっていたが、両雄の実力を認める海外ファンの議論は大いに沸騰していた。
(THE ANSWER編集部)