渋野日向子、大声援の裏に父の教え 優勝&賞金女王より「人を喜ばせることが大事」
母・伸子さんは“しぶこフィーバー”に「凄く成長させていただいている」
父はそんな21歳の次女を「今年はハードルを上げすぎました」と気遣う。「今年を超えるのはしんどいでしょう。一度リセットして、一からやっていけばいいのかなと思います」と続けた。母・伸子さんも「凄く成長させていただいている。期待しすぎずに見守っていきたい」と、温かい目で表彰式に出席した娘を見つめた。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
渋野が全英女子オープンで優勝して以降、女子ツアーは毎週のように「大会最多」の観客動員だった。今大会最終日も昨年より2879人多い8580人が来場し、 宮崎CC開催となった03年以降では大会最終日の最多を更新。「優勝で恩返ししたい」と意気込んで臨んだ渋野は目標を叶えられなかったが、間違いなくファンを喜ばせた。これ以上ないプロ意識の高さには、父の教えがあったようだ。悟さんは言う。
「大事なのは勝つとか、賞金女王とかではないと思っています。ギャラリーさんを喜ばせること。こんなにたくさんの人に来ていただいて、ありがたいことです」
優勝、そして賞金女王を娘が逃した直後、報道陣の取材に対応。15人ほどに囲まれたため、質問に答えやすいように段の上に乗って話した。取材を終えると「来年もよろしくお願いします。高いところから失礼しました」と深々と記者に頭を下げた。高さはわずか10センチほどしかなかった。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)