カシメロVS井上尚弥の実現をパッキャオも切望 興行主「上院議員の求める試合だ」
ボクシングのWBO世界バンタム級王座統一12回戦(英バーミンガム)は30日(日本時間1日)、暫定王者ジョエルリエル・カシメロ(フィリピン)が正規王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)に3回TKOで破り、正規王座と暫定王座の統一に成功した。カシメロが契約するプロモーション会社の経営する6階級制覇王者マニー・パッキャオは、カシメロとWBAスーパー&IBF同級王者・井上尚弥(大橋)との対戦実現を望んでいるという。米メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。
MPプロモーションズ幹部、井上戦に言及「そして、我々の望みでもある」
ボクシングのWBO世界バンタム級王座統一12回戦(英バーミンガム)は30日(日本時間1日)、暫定王者ジョエルリエル・カシメロ(フィリピン)が正規王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)に3回TKOで破り、正規王座と暫定王座の統一に成功した。カシメロが契約するプロモーション会社の経営する6階級制覇王者マニー・パッキャオは、カシメロとWBAスーパー&IBF同級王者・井上尚弥(大橋)との対戦実現を望んでいるという。米メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。
モンスターに新たな刺客が現れた。世界戦最速KO記録を誇るテテ相手にカシメロが強さを見せた。3回、右フックでテテからダウンを奪うと、そこから猛ラッシュ。圧倒的な強さで王座奪還に成功した。試合後は井上に高らかに挑戦状を叩きつけた。
母国の英雄パッキャオが経営する「MP(マニー・パッキャオ)プロモーションズ」と契約しているカシメロ。MP社でマッチメーカーを務めるショーン・ギボンズ氏は井上対カシメロのビッグマッチ実現をパッキャオも望んでいることを明らかにしている。
「このチャンピオン(カシメロ)は7つの国で勝利してきた。彼が勝ったことがない唯一の国が日本だ。これは上院議員(パッキャオ)の求めるファイトだ。そして、我々の望みでもある」
記事によると、ギボンズ氏はこう語ったという。2016年にフィリピンの上院議員選挙に当選している英雄パッキャオ。ファイター、議員、プロモーターの三足の草鞋を履くレジェンドは愛弟子カシメロとモンスターの激突を望んでいるというのだ。
記事では「これはマネージャーが即時実現に向けて動くファイトだ」とも報じられている。井上の次戦の有力候補として浮上していたテテは大幅に後退する一方で、パッキャオの“愛弟子”が井上の統一戦の相手に一気に存在感を増してきた。
(THE ANSWER編集部)