渋野3位、鈴木12位、申17位、賞金女王の行方は

　女子ゴルフのツアー最終戦・LPGAツアー選手権リコー杯は30日、宮崎CC（6535ヤード、パー72）で第3日が行われ、首位と3打差の3位で出た賞金ランク3位の渋野日向子は、5バーディー、4ボギーの通算5アンダーで2打差の3位につけた。賞金ランクトップの鈴木愛、同2位の申ジエはともに17位からスタートし、鈴木は1アンダーの12位、申はイーブンパーの17位となった。

　いよいよ2019年シーズン最後のラウンドとなる。最終戦までもつれた賞金女王争い。全英女子オープンを制し、国内4勝を挙げた渋野か。今季最多となる7勝の鈴木か。韓国、米国で賞金女王に輝き、3ツアー目の偉業を狙う申か。

　首位と2打差の3位となった渋野は、最低条件となる単独2位以内を射程に捉えた。鈴木の結果次第で女王になれる。2位以上が必要な申は、6アンダーで2位のペ・ソンウ（韓国）まで6打差をつけられ、厳しい状況だ。鈴木は渋野が2位以上となれば、最低でも9位以内に入らなければならない。

　最終戦の賞金は優勝が3000万円、2位が1740万円。最後まで行方に目が離せない。3選手の優勝の条件は以下の通り。

【渋野の場合】
・優勝で鈴木が2位タイ以下
・2位で鈴木が10位以下、申が3位以下

【鈴木の場合】
・単独2位以上で無条件

【申の場合】
・優勝で鈴木が3位以下
・2位で鈴木が10位以下、渋野が3位以下