米メディアのフォーラムでも海外ファンの怒り爆発

　ボクシングの元WBC世界バンタム級王者のルイス・ネリ（メキシコ）は前IBF王者エマヌエル・ロドリゲス（プエルトリコ）戦の前日計量でオーバー。ロドリゲスが罰金を受け取った上での規定体重外での対戦に応じず、WBC世界バンタム級挑戦者決定戦は中止となった。再三体重超過を犯す問題児に、地元ファンは怒りを収まらない様子。「ズルい愚か者だ」と不満の声を上げている。

　デオンテイ・ワイルダー（米国）のド派手なKO勝ちで終わったルイス・オルティス（キューバ）とのWBC世界ヘビー級タイトルマッチのFOXの前座としてペイ・パー・ビューで生中継予定だったネリ対ロドリゲス戦。軽量級屈指の好カードだったが、ネリがバンタム級の118ポンド（約53.5キロ）の上限を超過。再計量を求められたが、これを拒否。ロドリゲスに金銭交渉を持ちかけたが、試合が成立することはなかった。

　ネリは自らの愚行で、興行に穴を開ける結果となった。各方面から辛辣な目を向けられているネリだが、海外のファンも怒りを爆発させている。米ボクシング専門メディア「ボクシングニュース24」のフォーラムでも「ルイス・ネリがウェートを作れず、ロドリゲス戦が中止に」とトピックが上がった。すると、怒りの声が次々に上がっている。