ワイルダー、7回一撃KOでヘビー級V10達成 戦慄の右一閃でオルティスを粉砕
ボクシングのWBC世界ヘビー級タイトルマッチは23日(日本時間24日)、米ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われ、王者デオンテイ・ワイルダー(米国)が同級3位ルイス・オルティス(キューバ)を7回KOで破り、10度目の防衛を達成。通算成績を42勝(41KO)1分けとした。衝撃的なKO決着に米国が沸いている。
苦戦を強いられながら7回に右ストレートで一撃KO
ボクシングのWBC世界ヘビー級タイトルマッチは23日(日本時間24日)、米ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われ、王者デオンテイ・ワイルダー(米国)が同級3位ルイス・オルティス(キューバ)を7回KOで破り、10度目の防衛を達成。通算成績を42勝(41KO)1分けとした。衝撃的なKO決着に米国が沸いている。
ワイルダーが一撃でラスベガスに熱狂を呼び込んだ。序盤から苦戦を強いられていた王者。しかし、7回も残り10秒を切った終了間際だった。オルティスの一瞬の隙を突き、ワンツーから右ストレートを顎に一閃。相手を豪快にキャンバスに沈め、試合を一発で終わらせた。衝撃的な幕切れに会場も熱狂した。昨年3月、オルティスを迎えた7度目の防衛戦でも苦しみながらTKO勝ちしていたワイルダー。しかし、今回は文句ない戦いぶりでV10を達成した。
この日はアンダーカードとして予定されていたWBCシルバー・バンタム級タイトルマッチで前WBC世界同級王者ルイス・ネリ(メキシコ)が前日計量で上限を1ポンド(約450グラム)オーバーでクリアできず。一発クリアした元IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトルコ)が拒否して試合中止となっており、日本のファンでも注目を浴びたリングとなった。ただ、メインカードはヘビー級らしい豪快なKO決着となり、ボクシングファンを魅了した。
(THE ANSWER編集部)