伊藤雅雪、初の柔道生観戦 人生懸けた戦いに感銘「新鮮でした。一発勝負感が強い」
大野将平に挑む姿に伊藤「僕もまた世界のベルトを巻かないと」
橋本が戦う男子73キロ級は、リオ五輪金メダル・大野将平(旭化成)が絶対王者として君臨。今大会は左手人さし指のケガで欠場し、橋本は五輪代表争いで絶好のアピールチャンスだった。しかし、決勝で海老沼に敗戦。一歩後退する形となったが、男子の井上康生監督は「海老沼の勝負に対する貪欲さが出た。(世界選手権で優勝した)大野は非常にいい勝ち方でつないでいる。今のところ橋本が2番手だが、差も開いている」とした。
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橋本は「負けてはいけない中で負けた。この負けはとても大きい。次(の大会)は優勝だけでなく、圧倒的に勝たないといけないので一からやっていきたい」とリベンジを誓った。五輪代表は来年2月までの主要国際大会終了時点の実績で判断されるか、4月の全日本選抜体重別選手権が最終選考会となる。
絶対王者の大野を超えられるか。敗北からの“再起”を目指す柔道家の一方で、ボクサーの伊藤も挑戦することの意義を受け取っている。
「それ(強い大野)に勝つからこそ意味がある。僕もまた世界のベルトを巻かないといけない。橋本君に頑張ってもらって、僕もしっかり勝っていけば、今後の世界挑戦も見えてくる。今日、橋本君の一発勝負を見せてもらって、僕もしっかり決めて、お互いトップになれればなと思う」
自身は5月に世界王座から陥落。来年に予定される次戦は未定だが、王座返り咲きに向けて収穫の多い柔道観戦となったようだ。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)