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体重超過ネリ、バンタム級は限界か 米メディア苦言「同級で体重作ること想像し難い」

ボクシングのWBCシルバー・バンタム級タイトルマッチは22日(日本時間23日)、前WBC世界同級王者ルイス・ネリ(メキシコ)が前日計量に臨んだが、上限を1ポンド(約450グラム)オーバーでクリアできず。一発クリアした元IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトルコ)が実施を拒否し、試合はキャンセルになった。度重なるネリの体重超過に対し、米メディア「ボクシングニュース」は「ネリは122ポンド(スーパーバンタム級)へ移るべきか?」と特集している。

ルイス・ネリ【写真:Getty images】
ルイス・ネリ【写真:Getty images】

バンタム級で度重なる体重超過、「Sバンタム級へ移るべきか?」と特集

 ボクシングのWBCシルバー・バンタム級タイトルマッチは22日(日本時間23日)、前WBC世界同級王者ルイス・ネリ(メキシコ)が前日計量に臨んだが、上限を1ポンド(約450グラム)オーバーでクリアできず。一発クリアした元IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトルコ)が実施を拒否し、試合はキャンセルになった。度重なるネリの体重超過に対し、米メディア「ボクシングニュース」は「ネリは122ポンド(スーパーバンタム級)へ移るべきか?」と特集している。

 記事では、直近2年間で戦わずしてタイトル剥奪となった山中慎介戦を含め、ネリにとって3度目の体重超過となったと指摘。度重なる問題を受け、バンタム級でウェート作りの限界について言及している。

「確かに、これはネリが122ポンドに階級を上げるサインになったかもしれない。そして、そのキャンペーンが始まるかもしれない」と世論がスーパーバンタム級転向に向く可能性を指摘。「彼はそれをしたくないだろう。しかし、彼がこれから先の未来、バンタム級の相手の試合で体重を作ることを我々が想像するのは難しい」と断じ、この階級ではフェアに戦えないとした。

 さらに「もしネリが122ポンドに階級を変更するなら、体重を作るのに良いチャンスであろう。明らかに今の状況では彼が体重を作るのは簡単なことではないのだ」とも指摘した。

 記事ではネリがロドリゲスの4倍を超える30万ドル(約3260万円)のファイトマネーをもらう予定だったと紹介。その上で両者について「前WBCバンタム級王者のネリは多くの人が未来のスターと信じるように、トップレベルのファイターであるのだ。一方、ロドリゲスは基本的には良いファイターという格付けでしかない」と立場に触れた。

 ネリにとっては順調に計量をパスすれば、優位が予想されていた相手。にも拘わらず、絶対に許されなかった計量失格をまたも犯してしまった。この階級での行く末は厳しい道のりとなりそうだ。

(THE ANSWER編集部)


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