八村塁、13点差逆転の第4Qに出番なしのワケ 指揮官「保証されているわけではない」
プレー時間は勝ち取らなければいけないことを強調
八村への信頼を口にしたブルックスHCだが、第4Qについてはプレー時間を勝ち取る必要があると話した。
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「第4Qに関しては、誰にでもチャンスがある。私が彼のプレーを好きだったとしても、プレー時間が保証されているわけではない。ベルターンズなどの選手たちと競わなければいけない」
開幕からここまで13試合連続で先発出場中の八村。NBA公式サイトによると、八村の各Qの合計出場時間は、第1Qが94分、第2Qが101分、第3Qが105分に対し、第4Qは52分と、他のQの約半分ほどしかプレーしていない。
しかし、八村の1年先輩で2018年にウィザーズがドラフト1巡目で指名したトロイ・ブラウンJr.も、今シーズン第4Qに出場時間を大きく減らしている。これは、純粋にブルックスHCがクラッチタイムに若手選手を起用することを好まない傾向にあるだけでなく、若い選手たちが慣れていないNBAの試合数の多さや、短期間で長距離を移動するロードでの連戦を考えたマネージメントといった意味合いもあるかもしれない。
ルーキーながら、ここまで1試合平均27.6分の出場機会を得ている事実だけでも特筆に値するが、八村が活躍すればするほど否が応でも期待は高まるものだ。試合終盤は時に経験がものをいう場面でもあり、NBAで13試合しか経験していない選手にとって、プレーするのは決して簡単なことではない。八村のNBAキャリアは始まったばかりだ。
(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)