16歳コストルナヤ、異次元世界新に露メディアも衝撃「4回転跳ぶ友達たちさえ凌駕」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯は22日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、GPシリーズ第3戦フランス国際を制したアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が、紀平梨花(関大KFSC)が持っていた世界最高得点を更新する85.04点で首位に立った。昨季のGPファイナル覇者の紀平は79.89点で2位。国際スケート連盟(ISU)は冒頭で決めた圧巻の3回転アクセルを動画付きで公開。一方で、母国メディアは「4回転ジャンプを跳ぶ友達たちさえ凌駕した」と衝撃が走っている。
同門のトルソワ、シェルバコワも圧倒する演技「誰がこれを超えられる?」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯は22日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、GPシリーズ第3戦フランス国際を制したアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が、紀平梨花(関大KFSC)が持っていた世界最高得点を更新する85.04点で首位に立った。昨季のGPファイナル覇者の紀平は79.89点で2位。国際スケート連盟(ISU)は冒頭で決めた圧巻の3回転アクセルを動画付きで公開。一方で、母国メディアは「4回転ジャンプを跳ぶ友達たちさえ凌駕した」と衝撃が走っている。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
フィギュア新時代を告げるロシアの16歳が、札幌で圧巻の演技を見せつけた。冒頭の3回転アクセル、高く余裕をもったジャンプで着氷させると、続く3回転ルッツも成功。フリップ―トウループの連続3回転も含め、すべてが完璧だった。スピン、ステップもオールレベル4。叩き出した85.04点は、紀平が持っていたSPの世界最高得点を更新する快挙だった。
ISU公式ツイッターは紀平のお株を奪うような3回転アクセルを動画付きで公開し、世界に驚きを伝えているが、母国のロシアメディアも衝撃を受けている。「life.ru」は「エテリ・トゥトベリーゼ氏のグループで練習する16歳のスケーターが、4回転ジャンプを跳ぶ自分の友達たち(トルソワとシェルバコワ)さえ凌駕した」と同門の2人も超える演技と絶賛した。
「NHK杯女子SPは信じ難い結果となった」「1位になったという事実より、その得点が驚きだった」と賛辞を並べ、紀平を超えた世界最高得点については「古い採点方式でも、誰も獲得したことがないものだった――これはまさにすべての時代における(世界)記録である」とつづった。
一方で「gazeta.ru」は各選手の演技を速報した記事で「エテリ・トゥトベリーゼ氏の教え子の見事な演技! 誰がこれを超えられるだろうか?」と速報。キス・アンド・クライで得点が出ると「コストルナヤがこの大会の確実な新しいリーダーになった! これは単純に素晴らしい! 世界新記録だ!」と興奮気味に記した。
今季のGPシリーズの優勝を分け合っているトルソワ、シェルバコワとともに天才3強の一角に挙がるコストルナヤのインパクトは母国にも轟いている。今日23日に行われるフリーでは、どんな衝撃を走らせてくれるのか。札幌で行われるSPシリーズ最終決戦は目が離せそうにない。
(THE ANSWER編集部)