井上尚弥にリゴンドーが挑戦状 五輪連覇名手が意欲「皆、この試合見たがっている」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム決勝はWBA&IBF王者・井上尚弥(大橋)がWBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ちを収め、WBSS制覇を果たした。バンタム級最強に上り詰めたモンスターに対し、“ジャッカル”の異名で知られるレジェンドで、元WBA&WBOスーバーバンタム級王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が挑戦状を叩きつけている。米地元紙「エル・ヌエボ・ヘラルド」が報じている。
39歳リゴンドーが井上の昇格で空位のWBAバンタム級王座決定戦に出場
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム決勝はWBA&IBF王者・井上尚弥(大橋)がWBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ちを収め、WBSS制覇を果たした。バンタム級最強に上り詰めたモンスターに対し、“ジャッカル”の異名で知られるレジェンドで、元WBA&WBOスーパーバンタム級王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が挑戦状を叩きつけている。米地元紙「エル・ヌエボ・ヘラルド」が報じている。
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かつてスーパーバンタム級で一時代を築いたリゴンドーは復権の道を歩んでいる。6月にWBC世界同級挑戦者決定戦でフリオ・セハ(メキシコ)と戦い、8回TKO勝ちを収めたが、井上のスーパー王者昇格で空位となったWBA世界バンタム級の王座決定戦でリボリオ・ソリス(ベネズエラ)と12月3日に戦うことが決定している。
ソリス戦に向け、米マイアミで調整を積んでいるリゴンドー。シドニー、アテネ五輪で連続金メダルを獲得している39歳のレジェンドは久々の世界戦に臨むこととなる。
「全てがうまく行っている。準備はここまで最高だ。すでにウェイトは作って、準備万端だ。結果をもたらすための再調整と、最高のボクシングを見せる準備を行っている」
記事によると、ソリス戦に向けて減量も順調に進めているというリゴンドーは再びベルト獲得へ向けた意欲に満ちている。
「すごく燃えている。自分はチャンピオンとしてのレベルを失ったと感じたことはない。すぐにタイトルを取り戻し、数多くの勝利も手にするだろう。前回タイトルを失ってから、ベルトを取り戻すための情熱を失ったことはない」と力説したという。2017年12月に2階級上のスーパーフェザー級でワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)にTKO負けを喫したのが、キャリア唯一の敗北。衰えは感じていない様子だ。