井上尚弥、「トップランク」と複数年契約発表 今後2試合は米国での試合内定
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)のバンタム決勝が7日、さいたまスーパーアリーナで行われ、WBA・IBF王者の井上尚弥(大橋)がWBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ち。「世代交代」を宣言したバンタム級頂上決戦を制し、WBSS優勝を果たした。WBA正規王座の3度目の防衛とともにスーパー王者に昇格。IBF王座は初防衛となり、日本人初の2つのベルトの同時防衛に成功した。試合後には米興行大手のトップランク社との契約を電撃発表した。
トップランクとの複数年契約発表
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)のバンタム決勝が7日、さいたまスーパーアリーナで行われ、WBA・IBF王者の井上尚弥(大橋)がWBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ち。「世代交代」を宣言したバンタム級頂上決戦を制し、WBSS優勝を果たした。WBA正規王座の3度目の防衛とともにスーパー王者に昇格。IBF王座は初防衛となり、日本人初の2つのベルトの同時防衛に成功した。試合後には米興行大手のトップランク社との契約を電撃発表した。
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井上が海外進出に本腰を入れることとなった。試合後の会見に出席したトップランク社のデュボフ社長は「なかなか日本にくることはありません、ここできたということは、どういうことか皆さんおわかりでしょう。今回、複数年契約を合意したことをお知らせします」と明言した。
さらに「ずっと試合も見ていた。とても素晴らしい選手。米国で新しい機会に恵まれることになるでしょう」と井上への賛辞を贈った。またこの後の2試合は米国開催になることも明かした。
これを受けて井上は「トップランク社と契約出来て嬉しく思っています。この契約が自身のキャリアでどういうことか、覚悟しながら来年から厳しい戦いが待っている。一つ一つクリアするために、練習を精進してやっていきたい」と意気込みを口にした。
井上は2017年9月に米国初上陸。WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで、アントニオ・ニエベス(米国)を6回KOで下し、米国に衝撃を与えていた。
トップランク社は米国の大手プロモーション。現役では世界4階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)、3階級制覇王者テレンス・クロフォード(米国)日本人では村田諒太(帝拳)もプロモートしている。
(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)