井上尚弥は「最も世界を震撼させたボクサー」 WBSS主催者早くも大興奮、KO決着を予告
11月7日にさいたまスーパーアリーナで行われるボクシング・ダブル世界戦の公式会見が5日、都内のホテルで行われた。ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝では、WBA・IBF王者・井上尚弥(大橋)がWBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)と激突。大会プロモーターのカレ・ザワーランド氏も出席し、頂上決戦への期待を込めた。
WBSSプロモーターのザワーランド氏が会見出席
11月7日にさいたまスーパーアリーナで行われるボクシング・ダブル世界戦の公式会見が5日、都内のホテルで行われた。ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝では、WBA・IBF王者・井上尚弥(大橋)がWBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)と激突。大会プロモーターのカレ・ザワーランド氏も出席し、頂上決戦への期待を込めた。
いよいよバンタム級の“世界一”が決まる。8人の出場者のうち、3団体4人の現役王者が参戦したWBSSバンタム級。開幕から1年が過ぎ、軽量級の花形階級でNO.1が決まろうとしている。チケットは前売りで完売。空前の注目度を集める中で、ザワーランド氏は、モンスターVSフィリピンの閃光の頂上決戦を前に早くもヒートアップした。
今大会の中心に立っているのは、井上だった。昨年10月の初戦でフアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)に70秒KO勝ち。5月の準決勝でも、無敗のIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を259秒KOでリングに沈めた。ザワーランド氏は「ここ2年で階級に限らず、最も世界を震撼させたボクサー」と絶賛。さらには「ロマチェンコ、カネロ(アルバレス)に並ぶ、パウンド・フォー・パウンド(PFP)だと思っている。驚異的な力を持っている」と最大級の賛辞を並べた。
一方、本場・米国で数々のビッグマッチを制してきたドネア。昨年11月の初戦でライアン・バーネット(英国)を下し、WBAスーパー王座を奪取すると、4月の準決勝でもステファン・ヤング(米国)を左フックでなぎ倒した。一撃必殺の左フックは36歳になっても健在。ザワーランド氏は「ベストの階級に落として自分の強さをいかんなく発揮してくれた」と評価を口にした。
そして「素晴らしいパンチャー同士。どのような試合になるか想像にたやすい」とKO決着を予告し、締めくくった。
(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)