プロ転向発表、滝川二高の恩師「彼女の笑顔は渋野プロを超える」

　女子プロゴルフツアー・富士通レディースで史上7人目のアマチュア優勝を達成した古江彩佳が29日、都内で会見し、プロ転向及びブリヂストンスポーツとのゴルフ用品契約を発表した。今年3月に兵庫・滝川二高を卒業した19歳。プロの抱負に「笑顔」と「感動」をテーマに掲げた。

　新たな逸材が羽ばたく。ツアー優勝で11月に控えていた最終プロテストを免除され、試合後にプロ転向を宣言。アマの優勝は宮里藍さん、勝みなみ、畑岡奈紗らに続く史上7人目の快挙だった。中学1年からクラブを使っていたブリヂストンは憧れの宮里さんも契約していたメーカー。「目標は子供の頃からの夢だった賞金女王になること」と夢を膨らませた。

　同社のクラブについて「自分に凄くフィットしている。ドライバーが特に合っていると思います」とコメント。色紙には今後の目標として「笑顔」「感動」と記し、サインを添えた。「笑顔は今まで私が心がけてきたことなので、続けていきたい。今回の優勝でたくさんの方に声をかけていただいた。これからも笑顔と感動を届けていきたい」と意気込んだ。

　滝川二高ゴルフ部の角谷真吾監督も会見に同席し「今回の優勝の要因は、ハートの強さ。資質としては笑顔。本当に明るい子です」と明かした。トレードマークの笑顔を輝かせる教え子に「私としては彼女の笑顔は、渋野プロの笑顔を超えるくらいのものを持っていると思います。ギャラリーを沸かすのは間違いない」と期待した。