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井上尚弥、ドネア戦まであと10日 「調整順調」を強調「警戒は倍以上のキャリアだけ」

ボクシングのWBA・IBF世界バンタム王者・井上尚弥(大橋)が28日、11月7日にさいたまスーパーアリーナで行われる世界5階級王者ノニト・ドネア(フィリピン)とのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝に向け、横浜市内の所属ジムで練習を公開。19日まで週1回、練習を公開してきたが、先週はなし。残り10日で公式行事がスタートし、決戦までのカウントダウンが始まった。

ドネア戦への意気込みを語った井上尚弥(中央)【写真:浜田洋平】
ドネア戦への意気込みを語った井上尚弥(中央)【写真:浜田洋平】

WBSS決勝のドネア戦へ公式行事がスタート、大橋ジムで練習公開

 ボクシングのWBA・IBF世界バンタム王者・井上尚弥(大橋)が28日、11月7日にさいたまスーパーアリーナで行われる世界5階級王者ノニト・ドネア(フィリピン)とのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝に向け、横浜市内の所属ジムで練習を公開。19日まで週1回、練習を公開してきたが、先週はなし。残り10日で公式行事がスタートし、決戦までのカウントダウンが始まった。

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 いよいよ世界が注目する一戦まで10日となった。注目度の高い試合は追加分も合わせてチケットは完売。恒例のチームTシャツも完成し、陣営内でもムードが高まってきた。練習前に会見した井上は、心境を語った。

「本当に世代交代だと思う。テクニックを盗んできた相手ですし、決勝で戦えるのは誇り」と敬意を示した一方で「決勝で対戦相手もドネア。凄く思いは強いですが、いつも通り試合をこなすだけ」と高ぶる気持ちを抑えるように語った。状態については「もうコンディションはできあがっている。トレーニングも予定通り順調。あとは疲れを抜いて残りをやるだけ」とアピールした。

 自身が高校時代から世界で活躍するドネアは、憧れの存在。2014年12月に2階級制覇を達成したナルバエス戦前には、対策を伝授してもらった。「フィリピンの閃光」の異名を持つドネアの左フックは最大限の警戒が必要になる。

「KOでも、判定でもどっちに転んでもいいように準備している」と語った井上は「今後のキャリア1番の試合になる。警戒するのは倍以上あるキャリアだけ。それだけを警戒している。それは侮れないです。やることをやれば結果はついてくる」と話した。

 同日同興行では、正規王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)と井上の弟で暫定王者の拓真(大橋)が王座統一戦(さいたまスーパーアリーナ)を開催する。29日には拓真が練習を公開し、相手選手たちも続々と公開予定。公式会見や前日計量などの公式行事が控え、最初はホームでドネアとのビッグマッチに臨むモンスターの練習で幕を開けた。ファンにはたまらない一戦となるだろう。

(THE ANSWER編集部)


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