カナダ、釜石泥清掃に後日談 レジェンドが空港で感動「530kmも離れているのに…」
かけがえのない経験、ファンデルメルビ「カナダ人で誇らしい」
成田空港で日本人から多数の感謝の言葉をもらったという。さらにファンデルメルビは「カナダ人であることが、どれほど誇らしく、素晴らしく感じたか、言い表すことができない。協力してくれた選手たちに感謝したい。ゴールに達することができなかったが、貢献することができた!」と喜びを表現した。
同代表レジェンドのファンデルメルビは、ツイッターの文面に「心の糧!」と記し、日本国旗の絵文字とともに「Arigatou Gozaimasu」とつづっている。勝利は得られなかったが、カナダ代表公式ツイッターも「ラグビー以上の価値がある」と表現した活動。市街地の道路に汚泥が堆積した台風一過の釜石で、カナダの示した美徳は各国メディアが紹介するなど、ラグビーの本場ニュージーランドでも注目を集めていた。
カナダ代表が地元の社会貢献に励んだ理由について、LOジョシュ・ラーセンが「彼らは我々に対してアメージングであり続けてくれた。せめてものことはしたかった」と語った様子を、海外メディアが説明していた。宿泊先のホテルでは、浴衣を着るなどチーム内で日本文化が流行。地元の人々と交流を深め、絆を育んできた。日本で過ごしたおよそ1か月の経験は、かけがえのないものとなったのかもしれない。
(THE ANSWER編集部)