日本躍進を裏付け 田村が得点王独走、松島&福岡はトライ王射程…1次L各部門成績
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は13日、横浜国際総合競技場でのA組最終戦で日本がスコットランドに28-21で勝利し、史上初の8強入り。4連勝で首位通過を決めた。これで全組が1次リーグを終え、準々決勝8か国が決定。個人成績では、日本勢の躍進が見られた。
松島がトライ数トップタイ、福岡は3位、田村は得点ランク首位独走
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は13日、横浜国際総合競技場でのA組最終戦で日本がスコットランドに28-21で勝利し、史上初の8強入り。4連勝で首位通過を決めた。これで全組が1次リーグを終え、準々決勝8か国が決定。個人成績では、日本勢の躍進が見られた。
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トライ数では、初戦のロシア戦でハットトリックを松島幸太朗が5回。ウェールズのジョシュ・アダムズと並んでトップタイとなっており、スコットランド戦で3試合連続トライを決めた福岡堅樹、アルゼンチンのフリアン・モントジャが4回で3位につけている。
得点ランクでは、田村優が2位のフェリペ・ベルチェシ(ウルグアイ)に18点差をつける48得点で独走。前回大会で五郎丸歩が打ち立てた日本選手のW杯通算最多58得点の更新も見えてきた。田村はペナルティゴール10回もトップ、コンバージョンゴール9回はエルトン・ヤンチース(南アフリカ)の14回、リッチー・モウンガ(ニュージーランド)の10回に次ぐ3番手だ。
タックル数はサモアFLのTJ・イオアネが67回でトップ。日本のピーター・ラブスカフニが56回で2位と献身的に体を張り、堀江翔太も54回で5位としている。イオアネはイエローカード2枚もトップ。ラブスカフニは松島、姫野和樹、ラファエレ・ティモシーの日本勢とともに出場時間320分で、4試合全てフル出場した18人に名を連ねた。
相手にほとんど触られずにディフェンスラインを突破する「クリーンブレイク」では、ウェールズのアダムズの13回に次いで、松島が11回で2位となった。チーム別ではニュージーランドが71回で、2位で63回の南アフリカと差がついている。
チーム成績を見ると、得点数は南アフリカが185得点、ニュージーランドが157得点、オーストラリアが136得点。日本は115得点の8位で、決勝トーナメント進出国では7番手だ。8強で最も少ないのは12位だったフランスの79得点だった。日本に敗れたスコットランドは119得点で7位だったが、決勝トーナメント進出を逃した。
総タックル数では、上からウルグアイが664回、米国が597回、日本が585回。イエローカード数は、サモアが最多6枚、オーストラリア、ロシア、フィジーが3枚だった。
史上初の8強入りを決めた日本。各部門でこれまでの大会以上に上位に入り、躍進ぶりがうかがえる結果となっている。陣の最前線に頼れる背番号1が君臨する。
(THE ANSWER編集部)