コート横も超豪華 錦織&大坂観戦の日本開催第2戦はロケッツがラプターズに雪辱
米プロバスケットボール(NBA)のプレシーズンゲームが10日、さいたまスーパーアリーナで行われ、ヒューストン・ロケッツが昨季王者のトロント・ラプターズを118-111で下した。今回で16年ぶりの日本開催となったNBAは通算14試合目となり、8日の第1戦と同カード。2万348人が集まった8日は、ラプターズが134-129で勝利していた。
16年ぶり日本開催のNBA第2戦、元大関・小錦も
米プロバスケットボール(NBA)のプレシーズンゲームが10日、さいたまスーパーアリーナで行われ、ヒューストン・ロケッツが昨季王者のトロント・ラプターズを118-111で下した。今回で16年ぶりの日本開催となったNBAは通算14試合目となり、8日の第1戦と同カード。2万348人が集まった8日は、ラプターズが134-129で勝利していた。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
ラプターズは1年を通じて最も成長した選手に贈られるMIP賞に輝いたフォワードのパスカル・シアカムらが先発。スターが開始わずか40秒で魅せた。身長183センチのフレッド・バンブリートのパスを空中で受けたシアカムがそのままダンク。圧巻のアリウープで先制し、超満員のスタンドはいきなり最高潮に達した。
ロケッツは16-17年シーズンMVPで今季新加入のラッセル・ウェストブルック、17-18年シーズンMVPのジェームズ・ハーデンらが先発。選手紹介で一番の歓声を浴びたウェストブルックは、お返しと言わんばかりにクリント・カペラへのパスでアリウープを演出した。第1クォーター(Q)は30-23のロケッツリードで終了。ラプターズは今夏のW杯を制したスペイン代表Cマルク・ガソルも出場するなど、序盤から大熱狂となった。
コートサイドも超豪華だ。NBAと提携する楽天の三木谷浩史会長兼社長の両サイドには、錦織圭、大坂なおみの姿も。ロケッツベンチ横の最前列に座り、大型モニターに映し出されると、NBA選手にも劣らない歓声が沸いた。ゴール横には元大関でタレントのKONISHIKIさんも。「Sumo wrestler!!」と紹介されると、巨体をアピールするように胸を張って盛り上げていた。
タイムアウト時には、2003年ドラフトで全体4位指名を受け、リーグを代表するPFでNBAオールスター常連だったクリス・ボッシュ、史上2番目のブロックショットをマークして殿堂入りしているディケンベ・ムトンボもコートに登場。レジェンドの“参戦”にバスケファンは夢のような時間を過ごした。
前半は63-55でラプターズが逆転して終了。第3Qも白熱したプレーが続き、米国代表として12年ロンドン五輪金メダル、14年W杯でも優勝メンバーだったハーデンは、第3Q終了までに22得点。豪快なダンクに高速パス、激しい接触、空中戦、鮮やかな3ポイントなど世界トップレベルに観衆は拍手喝采だった。日本のバスケファンにはお馴染み、大人気漫画・スラムダンクの主題歌「君が好きだと叫びたい」が試合の合間に流れると、口ずさむファンが大勢いた。
シーズン開幕戦は、ラプターズがドラフト全体1巡目指名を受けたザイオン・ウィリアムソンを擁するニューオーリンズ・ペリカンズと22日(日本時間23日)に激突。ロケッツは24日(同25日)にミルウォーキー・バックスと対戦する。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)