南北の違いを越えて1つに… アイルランド代表アンセム「Ireland’s Call」の意味
アンセムに込められた想い「肩と肩を組み合ってアイルランドの叫びに答えよう」
サッカーをはじめ他競技では「統一アイルランド」として代表チームが結成されていないものも多い。その中で、同じアイルランド島に生まれ、同じラグビーを愛する者として、様々な違いを越えて一緒にプレーするアイルランド代表チーム。「Ireland’s Call」の歌詞にこそ、彼らの思いが凝縮されているように思う。
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Come the day and come the hour
Come the power and the glory
We have come to answer
Our Country’s call
From the four proud provinces of Ireland
Ireland, Ireland
Together standing tall
Shoulder to shoulder
We’ll answer Ireland’s call
(和訳)
この日が来た この時がやってきた
力がみなぎり 栄光に輝く
我らがここに集まりしは
我が国アイルランドの叫びに答えるため
アイルランドが誇る4つの地域から馳せ参じた
アイルランド アイルランド
ともに背筋を伸ばし 胸を張って立ち並び
肩と肩を組み合って
アイルランドの叫びに答えよう
今回の代表チームでは、主将のローリー・ベストら3選手が北アイルランドのチームに所属する。だが、南北の垣根なく1つのチームとしてまとまっているからこそ、世界トップを争う力が生み出せる。アイルランドというチームの在り方、そしてアンセム「Ireland’s Call(アイルランドの叫び)」からも、ラグビーというスポーツが持つ不思議な力を感じてほしい。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)