ウルグアイ、格上フィジー撃破で16年ぶり白星 中3日フィジーは2連敗で決勝Tピンチ
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は25日、大会6日目を迎え、岩手・釜石鵜住居復興スタジアムではフィジー対ウルグアイが行われた。前半を12点リードで折り返したウルグアイが、後半はトライこそなかったが3つのペナルティーゴールを決め、30-27で勝利。2003年以来となるワールドカップ白星を飾った。
フィジーはパスミスで自滅、コンバージョンも決まらず黒星
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は25日、大会6日目を迎え、岩手・釜石鵜住居復興スタジアムではフィジー対ウルグアイが行われた。前半を12点リードで折り返したウルグアイが、後半はトライこそなかったが3つのペナルティーゴールを決め、30-27で勝利。2003年以来となるワールドカップ白星を飾った。
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ラグビーの街・釜石に1万4025人の大歓声が鳴り響いた。新日鉄釜石の全盛期を思わせる大漁旗がスタンドにたなびき、国歌斉唱の前には東日本大震災の犠牲者に向けて全員で黙祷。ゴール裏のスタンドを埋める地元の小中学生の大声援が響く中、先制トライを奪ったのはフィジーだった。だが、世界ランク10位のフィジーは、同19位のウルグアイを相手にパスミスを重ねて流れを掴みきれず。14分に逆転を許すと、前半だけで3トライを献上。逆に勢いづいたウルグアイはコンバージョンも全て成功させ、2003年以来の白星に向けて24-12とリードを奪い、前半を終えた。
後半、最初のトライを奪ったのはフィジーだった。敵陣からパスをつないでゴールライン直前でラックを作ると、ボールを受けたLOヤトゥニヤラワが飛び込みトライを決めた。だが、この日のフィジーはコンバージョンがことごとく決まらず、5点を返しただけ。60分にはウルグアイがペナルティゴールを決め、再び10点差に広げた。
3大会ぶりのベスト8入りを目指すフィジーは、21日の初戦でオーストラリアに敗れたため、この日は必勝モード。66分に怒濤の連続攻撃から途中出場のSHマタワルがトライを決めたが、ここでもコンバージョンを外して5点を返しただけ。試合終了直前にトライを決めたが、時すでに遅し。結局、ウルグアイが30-27で逃げ切って、2003年以来となる白星を飾った。2連敗となったフィジーは決勝トーナメント進出が難しくなった。
(THE ANSWER編集部)