大坂なおみが故郷で明かした錦織への敬意 日本テニス界は「ケイが引っ張っている」
「第一人者は彼だと思う」と語ったワケ「子供たちはきっとケイを見て…」
29歳の錦織に対し、21歳の大坂。昨年、男女通じて日本人初の4大大会制覇を果たし、フィーバーを巻き起こした。日本テニス界の“2トップ”であることは間違いないが、自身より早くプロで活躍してきた“先輩”の存在は偉大なもの。今大会も故郷の盛り上がりを肌で感じながら、自分なりの現状を語った。
「私自身が何かいい影響をもたらしているとは感じない。子供たちはきっとケイを見て『テニスをしたいな』と思っていると思う。今、ちょっとわからないんですが、ケイがどれくらいプロとして活躍しているかわからない。やはり彼が頭角を現してきた頃は、私はとても幼かったので、そう考えると、やっぱり第一人者は彼だと思う。私が大きく何かを変えたとは感じません」
笑顔を交えながらこう話した大坂。22日の決勝は、同41位アナスタシア・パブリュチェンコワ(ロシア)と対戦する。「3度目の正直になればいいなと思うけど、今の時点ではそのことを深く考えないようにしている。どの試合でも勝つためにすべきことを考えているので、そうしたい」。狙うは1995年の伊達公子以来、日本勢24年ぶりの大会制覇。2度準優勝した大会を制し、ファンの期待に応えるつもりだ。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)