35歳になった「山の神」今井正人が“圏外”の25位でも最後まで走り抜いた理由
最後まで走り抜いた理由「いろんな選択肢、考え方あると思うけど…」
この日は先頭争いから大きく離され、東京五輪の権利獲りを狙うのであれば、途中棄権という選択肢もあった。ただ、そうしなかったことには明確な理由があった。「まずはこのコースをオリンピックで使うし、いろんな選択肢、考え方あると思うけど……」と前置きをした上で思いを口にした。
「僕自身が途中でやめるということは、今回の五輪を諦めるということになると思ったので。『冬のレースで五輪を狙うんだ』という気持ちがあるから、そういう意味で、やっぱり最後までゴールまで来ないと次につながらないんじゃないかと思った。だから、絶対に最後まで行くぞと思って走っていた」
今後については「このあと考えます」と話すにとどめた今井。35歳になった「山の神」は闘志を失くことなく、次なる戦いへ挑む。この42.195キロが必ず生きると信じて。
(THE ANSWER編集部)