中村匠吾の優勝は「たまたま」と辛口も… 瀬古利彦氏はスパート絶賛「3段ロケット」
設楽の大逃げも分析「10度前後ならあのまま逃げ切っていたのではないか」
今大会は、大迫、服部のほかに設楽悠太、井上大仁の4強が優勝候補だった。それを撃破した中村に「4強がいて、大迫は優勝候補でプレッシャーになって疲れがあったでしょう。服部君も。中村君は蚊帳の外だったから、その点はリラックスできて思うようなレースができたのかなと。言ってみればプレッシャーがなかったからかな」と説明。「でも。今度はそういうわけにはいかない。五輪はマークされますから。心も鍛えて欲しい。これからは注目される。今回はたまたま勝った」と話した。
設楽は宣言通り、スタートから勇気を持って大逃げ。超ハイペースで挑んだが、後半は失速して14位に終わった。瀬古氏は「設楽君、相当調子がよかったんでしょうね。レベルの高い練習をしてきたそうです。練習でやったことがそのまま体に出る。ゆっくり行けと言ってもできないと思う。彼が想定するより気温が上がって、失速した。10度前後ならあのまま逃げ切っていたのではないか」と分析し、今後に期待した。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)