日本が1次L敗退 2戦175失点、課題の守備に世界と差 ラマス監督「オフェンスは限界」
奮闘の八村「勝つためにもっといいディフェンスを」
エースは劣勢の中でもプレーでチームを鼓舞した。第3Q開始3分35秒、4人に囲まれながらもオフェンスリバウンドを奪い取った八村は、再び飛び上がりリングにボールを叩き込んだ。しかし、ターンオーバーを連発するなど流れが悪く、逆転には程遠かった。強化試合から口酸っぱくディフェンス面での向上を目指してきた八村は、指揮官の意見に同調した。
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「ラマスヘッドコーチが言ったように、W杯で勝つためにはもっといいディフェンスをしなければいけない。89失点は多すぎるし、僕たちはリバウンドも改善しないといけない」
勝ち点の内訳は勝ち=2、負け=1、没収=0で、上位2か国が2次リーグに進出し、下位2か国は順位決定戦に回る。この日の日本の試合後に米国がトルコを下したため「チェコ対トルコが没収試合で勝ち点0&日本が米国に勝利」という限りなく可能性の低いシチュエーションでしか、日本の2次リーグ進出はならない。指揮官はチームの成長を誓った。
「オフェンスは悪くなかったと思います。しかしディフェンスは、W杯で勝つために向上させる必要があります。どんな相手でも変わらずに同じ考え方でやっていこうと思う。まだ課題として改善すべき点はディフェンスでのリーガルコンタクトとボックスアウトのコンタクトの部分。フィジカルコンタクトは直していけると信じている。国内ではなかなか経験できないが、我々でトレーニングする時は意識していきたい。1年ではなかなか改善でいないが、長い目でやりたい」
東京五輪まで残り1年。事実上、順位決定戦に回る日本は、未来のバスケ界に足跡を残す戦いが求められる。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)