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日本が開始10分で痛感した欧州強豪の「質」 ラマス監督「我々にやりにくい事された」

バスケットボールのワールドカップ(W杯・DAZNで生配信)に出場している世界ランク48位の日本は1日、同17位のトルコと初戦(上海・東方体育中心)を行い、67-86で黒星スタートとなった。この日午前の公式練習を発熱で回避した八村塁(ウィザーズ)は先発出場し、徹底マークに遭って15得点と封じられた。試合後に取材に応じた日本のフリオ・ラマス監督は「本当に入り方が悪かった」と振り返った。

フリオ・ラマスHC【写真:Getty Images】
フリオ・ラマスHC【写真:Getty Images】

欧州勢にW杯初勝利ならず、ラマス監督「それだけ今の挑戦が難しい」

 バスケットボールのワールドカップ(W杯・DAZNで生配信)に出場している世界ランク48位の日本は1日、同17位のトルコと初戦(上海・東方体育中心)を行い、67-86で黒星スタートとなった。この日午前の公式練習を発熱で回避した八村塁(ウィザーズ)は先発出場し、徹底マークに遭って15得点と封じられた。試合後に取材に応じた日本のフリオ・ラマス監督は「本当に入り方が悪かった」と振り返った。

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 日本は八村のほか、NBAグリズリーズの渡邊雄太、ファジーカス・ニック、篠山竜青、比江島慎が先発。序盤からパスミスやボールロストなど浮足立つ姿が目立ち、シュートに精彩を欠いた。一方で3ポイントシュートを決められるなど差を広げられ、第1クオーター(Q)終了時点で12-28の大差を付けられた。

 第2Qは4点を追い上げたが、失った流れを簡単には取り戻せず。トルコのNBA選手の一人、SGフルカン・コルクマズ(76ers)のダンクにもどよめきが起きるなど、反撃ムードを打ち消された。21年ぶりに自力出場を決めた日本は、自国開催だった2006年以来5度目の出場。過去のW杯では欧州勢に7戦未勝利で、勝てば06年以来13年ぶり通算6勝目だった。

「欧州チームと戦うことがどれだけ厳しいことかわかっていた。W杯で今まで日本が勝っていない歴史がある。それだけ今の挑戦が難しいということ。相手も大きくリードして、主導権を握られて、リズムを作れなかった。トルコは強豪。今日、勝ったのは強豪だからです」

 選手たちと同様に、指揮官も第1Qの入りを悔やんだ。パス回しだけでなく、体の強さも見せつけられる展開。シュートでいい姿勢を保てず、日本の放ったボールは何度もリングに弾かれた。さらに、試合全体のリバウンド数は26-44と圧倒された。

「本当に入り方が悪かった。相手はディフェンスのフィジカルコンタクトが多く、我々にやりにくいことをされた。それでバッドショットが多くなってしまった。いい調子にならず、リバウンドを取られて走らされることになった」

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