13歳超新星ワリエワに「北京五輪期待」の声 露メディア「伸びしろがとてつもない」
フィギュアスケートのジュニアグランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス大会を制した女子の13歳カミラ・ワリエワ(ロシア)。ジュニアGPデビュー戦ながら、ショートプログラム(SP)3位から合計200点超で逆転Vを飾り、フリーで披露した圧巻の4回転トウループは海外メディアが動画付きで公開して反響を呼んだ。一方、母国のロシアメディアは22年北京五輪に向け、早くも期待の声が上がっている。
ジュニアGP第1戦を制した13歳に母国メディアから期待の声
フィギュアスケートのジュニアグランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス大会を制した女子の13歳カミラ・ワリエワ(ロシア)。ジュニアGPデビュー戦ながら、ショートプログラム(SP)3位から合計200点超で逆転Vを飾り、フリーで披露した圧巻の4回転トウループは海外メディアが動画付きで公開して反響を呼んだ。一方、母国のロシアメディアは22年北京五輪に向け、早くも期待の声が上がっている。
「4回転ジャンプ、カムバック。ワリエワが北京への道を歩み始めた」と見出しを打って特集したのは、ロシアのスポーツ紙「スポルトエクスプレス」だ。記事では、ワリエワが逆転優勝したことに触れ、14年にエフゲニア・メドベージェワ、16年は国際大会デビュー戦だったアリーナ・ザギトワという偉大な2人の先輩が同じフランスを舞台にジュニアGPシリーズで勝った経歴に重ねた。
演技については「2つの違った理由から好奇心をそそるものだった」と分析。1つ目は「ますます頻繁に4回転ジャンプや3回転アクセルがプログラムに組み込まれることにより、女子フィギュアにダイナミックさやアドレナリンが持ち込まれ、より男子のフィギュアに近いものとなるということだ」と指摘し、失敗のリスクと大逆転の魅力もあるジャンプの高難度化に言及した。
2つ目は「今回のワリエワの例で『女子スケーターにとって4回転ジャンプが一般的で通常のエレメンツになるのか?』ということが分かってくるというところだ」と分析。昨季はアレクサンドラ・トルソワが国際大会で4回転ジャンプに果敢に挑戦し、アンナ・シェルバコワらも習得に励んだことを引き合いに出し、女子も「4回転が普通」の時代になるかに注目を寄せた。