[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

“女子2トップ”は順当通過、30歳・野口啓代「きつい」 8位・野中生萌「ギリギリ」

東京五輪新種目のスポーツクライミング世界選手権(東京・エスフォルタアリーナ八王子)は18日、スピード、ボルダリング、リードの3種目を合わせた複合の女子予選が行われた。

決勝に進んだ野中生萌【写真:荒川祐史】
決勝に進んだ野中生萌【写真:荒川祐史】

今大会7位以内の日本人最上位者が東京五輪代表に内定

 東京五輪新種目のスポーツクライミング世界選手権(東京・エスフォルタアリーナ八王子)は18日、スピード、ボルダリング、リードの3種目を合わせた複合の女子予選が行われた。五輪代表は男女各2枠ずつあり、今大会7位以内の日本人最上位者が内定。各種目の順位を掛け算し、値の小さい選手が上位となる。20人で行われたこの日の予選は、日本勢5人中4人が8選手で争われる20日の決勝に進出した。


【注目】CW-Xを川澄奈穂美選手がお試し 運動パフォーマンスを支える「股関節サポート機能」って?(W-ANS ACADEMYへ)

 女子第一人者の野口啓代(あきよ・TEAM au)は総合2位で決勝進出を果たした。東京五輪での引退を表明し、最後の世界選手権となった30歳。16歳から戦ってきた世界の舞台で思う存分に戦った。

 スピードでは1回目に9秒557、2回目に9秒391をマークして10位。ボルダリングでは第1課題を悠々と登り、第2課題も表情一つ変えずに完登した。長い手足を駆使して4課題全て完登の4位。「これが野口啓代!!」の場内実況が響き渡ると、両手を挙げて観客の拍手に応えた。

 リードはスムーズに流れるような動きで正確に登り、あと一歩のところで落下したものの2位だった。五輪種目採用前から国内外で結果を残してきた女子の第一人者。リボンで結んだポニーテールをなびかせ「最後のリードで巻き返せると思わなかった。ボルダリングが終わった時点で8位だったけど、リードの前は緊張してきつかった。自分の一番いい登りをすることしか考えてなかった」と淡々と振り返った。

 時折、競技中に体育座りをしながら冷静に課題を確認。「たくさんやればいいというわけではない。疲れたり、気持ちが慌てている時に一回座って落ち着くようにしている」とベテランらしいメンタルコントロールを見せて乗り切った。

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集