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桃田賢斗、感謝の2連覇 「泣くはずじゃなかったけど…」涙が流れたワケ

バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は28日に最終日を迎え、男子シングルスの決勝は、桃田賢斗(NTT東日本)が2-0(21-16、21-13)でジョナタン・クリスティー(インドネシア)を破って、2連覇を果たした。コート上でインタビューを受けた桃田は「先週は(2回戦敗退で)結果が出ず、連覇できるか自信がなかったけど、コートに入って、こんなに応援してもらって……」と話したところで言葉に詰まり、涙ぐんだ。

涙の大会連覇を遂げた桃田賢斗【写真:平野貴也】
涙の大会連覇を遂げた桃田賢斗【写真:平野貴也】

ストレート勝ちで連覇達成、コート上で涙「こんなに応援してもらって…」

 バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は28日に最終日を迎え、男子シングルスの決勝は、桃田賢斗(NTT東日本)が2-0(21-16、21-13)でジョナタン・クリスティー(インドネシア)を破って、2連覇を果たした。コート上でインタビューを受けた桃田は「先週は(2回戦敗退で)結果が出ず、連覇できるか自信がなかったけど、コートに入って、こんなに応援してもらって……」と話したところで言葉に詰まり、涙ぐんだ。

 試合は、持ち味を十分に見せての完勝だった。「相手が最初から攻めてくるかと思っていたけど、ラリーで勝負ができた」と桃田が話したように、序盤から得意の展開に持ち込めた。8-8までは競っていたが、相手にコート後方から強打を打たせ、コントロールレシーブでネット前に落とす得意のプレーも見られ、相手に点差を詰める機会を与えずに押し切った。

 第2ゲームは、力強いスマッシュで10点を奪ってから、インターバルを挟んでスピードを上げ、圧巻の7連続得点。20-11でマッチポイントを迎えると、観衆が勝利の瞬間を待ち切れないというように拍手で後押し。そこから2点を奪われたが、最後は相手のショットがアウト。桃田がラケットをその場に放る姿は、大きな期待を背負う重圧からの解放を意味するかのようだった。

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