村田諒太、再戦への道で気づいた“新境地” 「早くリングに上がりたい」の真意とは
ボクシングの前WBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)が27日、都内の所属ジムで練習を公開した。7月12日にエディオンアリーナ大阪で同級王者ロブ・ブラント(米国)と対戦。昨年10月に米ラスベガスで王座を奪われた因縁の相手とのリベンジマッチに向け、「早くリングに上がりたい」と意欲を見せている。
「7・12」王者ブラント戦へ充実度MAX「試合が楽しみ」
ボクシングの前WBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)が27日、都内の所属ジムで練習を公開した。7月12日にエディオンアリーナ大阪で同級王者ロブ・ブラント(米国)と対戦。昨年10月に米ラスベガスで王座を奪われた因縁の相手とのリベンジマッチに向け、「早くリングに上がりたい」と意欲を見せている。
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今週も月、水とスパーリングを継続。28日の金曜日も行う予定で、週に3度実戦練習を重ねている。この日の練習後半はサウナスーツを着たまま、シャドーなどを行って大量の汗をかいた。だが、村田の感覚では「減量」ではないという。
「少し汗を出す量を多くしているというくらい。『減量』と言えるものは1週間前くらいから。いつも早く落としすぎているので、ちょっと今回はゆっくり目でいいかなと。計量ってあの瞬間だけ体重を作ればいい。ずっと作っていると体自体が小さくなるので。今は落ちすぎているくらい落ちている。その辺りもキープしながらですね」
早めの減量で苦しい期間を設けるより、可能な限り試合直前までしっかりと体を動かせるよう、本格的な減量スタートは通常より遅らせるという。
さらに、これまでの試合ではあまり味わうことのなかった心境がある。「早くリングに上がりたいなという気持ちですね」。充実した表情で語る言葉の裏には、今までと異なるものがあるという。
「これには複合的な要素ある。いつも最終的には『早くリングに上がりたい』というものに行きつくけど、苦しみから解放されたいから『リングに上がりたい』となることもある。でも、今回はそうじゃない。試合が楽しみだから。もちろん、緊張感から解放されたいからというのもあるけど、どちらかというと早く試合がしたい気持ちの方が強いですね」