井上尚弥に挑戦状? WBSS優勝者との統一戦をテテが歓迎「私との戦い希望するだろう」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝ノニト・ドネア(フィリピン)戦の直前に右肩の故障で棄権したWBO世界王者のゾラニ・テテ(南アフリカ)。練習を再開した「11秒KO男」はWBA&IBF王者の井上尚弥(大橋)が挑戦するWBSS決勝の勝者との統一戦を歓迎する一方で、「ドネアが優勝するチャンスはあると思う」と井上のライバルにも敬意を払っている。米ボクシング専門誌「リング」が報じている。
準決ドネア戦を棄権した「11秒KO男」が強気発言「私が真のチャンピオンだ」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝ノニト・ドネア(フィリピン)戦の直前に右肩の故障で棄権したWBO世界王者のゾラニ・テテ(南アフリカ)。練習を再開した「11秒KO男」はWBA&IBF王者の井上尚弥(大橋)が挑戦するWBSS決勝の勝者との統一戦を歓迎する一方で、「ドネアが優勝するチャンスはあると思う」と井上のライバルにも敬意を払っている。米ボクシング専門誌「リング」が報じている。
31歳のサウスポーは肩の故障と、WBSS準決勝辞退という衝撃から立ち直った。記事によると、テテは「怪我はすごくよく回復し、すでに練習を再開しているよ。9月か10月にはリングに戻れると信じている。私にはすごくいいドクターがいる。彼は不安があるうちは戦えるとは言わないんだ」と語ったという。
ドネア戦前の記者会見に臨みながら、練習で肩を負傷。代わりにステフォン・ヤング(米国)が代替出場を果たす事態となった。「しかし、私が真のチャンピオンだ。大会自体の落胆に向かい合わなければいけなかった。決勝進出したかったし、モハメド・アリ杯を掲げたかった。心痛極まるけど、誰が大会を優勝しようが、私との統一戦を希望するだろう」と強気に語ったという。
2017年11月にWBO世界バンタム級1位のシボニソ・ゴニャ(南アフリカ)戦でタイトルマッチ史上最速の11秒KO勝ちを収め、ボクシング界に衝撃を与えたテテ。それでは、誰と統一戦を望むのか。今大会の開幕前から海外メディアで優勝候補筆頭と評価されてきた井上を高く評価していたという。