怪物ザイオン、1位指名直後に号泣 “18歳の涙”に米ファン感動「目に何かが…」
米プロバスケットボール(NBA)のドラフト会議は20日(日本時間21日)、八村塁(ゴンザガ大)が日本人初となる1巡目でウィザーズから全体9位指名を受けた。日本人ファンは大いに盛り上がったが、現地ファンの最大の注目を集めたのが、ペリカンズの全体1位指名を受けた怪物ザイオン・ウィリアムソン(デューク大)だ。指名直後のインタビューでは母に対する思いを語り、涙。
母に対する思いを語って涙、もらい泣き誘う「すべての母に敬意を」
米プロバスケットボール(NBA)のドラフト会議は20日(日本時間21日)、八村塁(ゴンザガ大)が日本人初となる1巡目でウィザーズから全体9位指名を受けた。日本人ファンは大いに盛り上がったが、現地ファンの最大の注目を集めたのが、ペリカンズの全体1位指名を受けた怪物ザイオン・ウィリアムソン(デューク大)だ。指名直後のインタビューでは母に対する思いを語り、涙。NCAAを沸かせた規格外の18歳の感動シーンを米メディアが動画付きで公開し、「目に何かが……」とファンをもらい泣きさせた。
八村ら有望選手が集まり、ニューヨークのバークレイズセンターで華やかに幕を開けたドラフト会議。その最大の注目を集めたのが、栄えある全体1位だ。指名権を持つペリカンズにコールされたのはザイオン。白のスーツ姿で決めた18歳は会場の歓声を浴びながら感激の面持ちで壇上に上がり、全米中継している「ESPN」のインタビューに立った。その時だった。
心境を問われて語り始めると、笑みを見せていた瞳が潤み始めた。「なんて言ったら良いのか……」。思い浮かんできたのは、最愛の人への思いだった。「母は多くを犠牲にしました。お母さんのがおかげです。僕のために、あらゆることをしてくれた。母は僕のために、夢を諦めました」と語り、感謝を示していた。
今季、鳴り物入りでデューク大入りしたばかりのザイオンは“レブロン2世”の前評判通りの活躍でNCAAを席巻。規格外のダンクを数多く叩き込み、全米のファンを熱狂させた。ドラフト全体1位は確実視されていたが、2000年生まれのまだ18歳。実際に決まるまではどこかに不安もあったのか。母に対する思いに感情が溢れていた。