村田諒太「才能が消えていっている」 選手支援サイト挑戦で閉鎖的BOX界に新風を
閉鎖的なボクシング界へのメッセージ
「プロボクサーって名ばかり。一石投じたいなと。新しい取り組みは常にしないといけないし、現行の体制やお金が集まるシステムっていうのは、はっきり言って限界に来てますよね。興行も縮小傾向。それに伴ってチケットの売れる数もやっぱり少なくなる。という風になった時に新しい形というと、インターネットとかこういうところだと思う。
且つ、選手とファンが直接的に繋がれるツールがあるので、うまく繋がっていって、そこにお金が生まれて才能も無駄にしないようになれば。試験段階ですけど、誰かがやらないと始まらない。とりあえずやってみようと。なんでもトライ&エラーだと思う。少し新しい風を吹かせないと、いつまでたってもボクシング界が閉鎖的なところは否めない」
ボクサーだけでなく、他競技にも広がればスポーツ界全体の活性化に繋がる。集まった資金は選手が競技に専念するための活動費となり、ファンも思い入れを持って選手と繋がることができる。競技費用に困っていない選手でも、社会貢献や慈善活動などに取り入れることも可能だ。ネット全盛の時代だからこそ、村田は選手とファンが繋がって一つの競技を盛り上げていくことを望んでいる。
「ただ応援するだけではなく、こういう形を先駆けてやって認知してもらおうと。試験的にやってみる。例えば、SNS全盛時代なので、この選手を応援しようよってなって、(SNSで)誰かに紹介して、そうやって広がっていけばいいじゃないですか。そういうところに期待を込めながらやってみようかなと」
第一は試合で勝利を収め、パフォーマンスでファンを喜ばせること。ブラントへの雪辱を優先しながら、自分の役割を果たす。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)