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井上尚弥に勝てる!? ドネア母国紙が自信覗かせる根拠「モンスターと呼ぶには未熟」

ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝進出を決めたWBA&IBF王者・井上尚弥(大橋)。5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)との決勝戦に注目が高まる中、ドネアの母国メディアは「モンスターと呼ぶにはまだ未熟すぎる」と挑発している。

井上尚弥(左)とノニト・ドネア【写真:Getty Images】
井上尚弥(左)とノニト・ドネア【写真:Getty Images】

フィリピン紙が決勝を特集「イノウエは罠にハマったか?」

 ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝進出を決めたWBA&IBF王者・井上尚弥(大橋)。5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)との決勝に注目が高まる中、ドネアの母国メディアは「モンスターと呼ぶにはまだ未熟すぎる」と挑発している。

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「イノウエは罠にハマったか?」と特集したのは、フィリピン地元紙「マニラ・タイムズ」だった。

 海外のブックメーカーで優勝候補の本命と評価される井上と、“フィリピンの閃光”の頂上決戦。ドネアの母国の英字紙ではモンスターを挑発するような報道が早くも出ている。

「イノウエがモンスターと崇められるにはまだ未熟だと思う。ドネアなら余裕で圧倒するであろうファイターをここまで相手にしている」

 記事ではバンタム級転級後はジェイミー・マクドネル(英国)、フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)、エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)という3人の世界王者経験者を合計441秒で倒してきた井上だが、同紙は対戦相手の格に難癖を付けていた。

「これまでのところ、エマヌエル・ロドリゲスがイノウエの対戦した最も素晴らしい相手だった。WBSSバンタム級準決勝で倒したが、イノウエ戦でロドリゲスのスキル不足は明確だった」

 さらには無敗王者だったロドリゲスをスキル不足と酷評した一方で、ドネアはフェルナンド・モンティエル、ウィルフレッド・バスケスら猛者を倒してきた過去の経緯を紹介している。

 百戦錬磨のドネアはWBAスーパーバンタム級王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)、WBA世界フェザー級王者ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)、ヘスス・マグダレノ(米国)、カール・フランプトン(英国)という実力者に敗れているが、「もし、イノウエがリゴンドー、ウォータース、マグダレノと対戦するとすれば、日本人はキャンバスに倒れることになるだろう」と分析している。

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