井上尚弥に6Rまで“持った” 旧敵ニエベスが自賛「彼は王者をボコボコにしてるが…」
記事は「イノウエとの新たな激突を求めている」と再戦に言及
井上との戦いを振り返る一方で、家族を襲った悲劇についても思いを明かしている。ニエベスは姉のエルリン・リベラ・シントロンさんが2016年10月4日に元交際相手の男性に殺害されたと報じられている。最高の応援団だったというエルリンさんとの突然の別れは今も心の傷になっているという。
「ゴングが鳴る前にはいつも彼女のことを思って(天国を)見上げるんだ。自分のファイトで一番大きな声援を送ってくれたのは彼女だった。個性があってね。それがもっとも恋しいことだよ」
記事によると、ニエベスは普段、銀行の貸付担当を務め、姉は銀行からほど近いハンバーガー屋に勤務。事件当日、ニエベスと同僚はバーガーキングに停まった警察車両と救急車に気付いたという。毎年10月4日を迎えると悪夢に苛まれるといい、「自分の中で何かが壊れる。気分が悪くなるんだ」と語ったという。
スーパーフライではバンタム級から1階級減量して臨んだモンスター戦。完敗に終わったが、「この敗北はニエベスを思いとどまらせるものではない。彼はモンスターの異名で知られるイノウエとの新たな激突を求めている」と記事では報じている。井上戦の完敗から2連勝。再起の道を進んでいるニエベスは悲願の再戦の日を迎えることができるのだろうか。
(THE ANSWER編集部)