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井上尚弥対策はイメージ済み!? ドネア名参謀は自信「対抗するフックを考えている」

ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)のバンタム級決勝で、WBA・IBF王者井上尚弥(大橋)は5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)と対戦する。「フィリピンの閃光」の異名を持つ世界的ビッグネームは、井上にとって過去最強の相手となる可能性もある。

井上尚弥(左)とケニー・アダムス氏【写真:Getty Images、編集部】
井上尚弥(左)とケニー・アダムス氏【写真:Getty Images、編集部】

78歳の世界的名トレーナー、井上尚弥戦へ「私の選手はいつも準備ができている」

 ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)のバンタム級決勝で、WBA・IBF王者井上尚弥(大橋)は5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)と対戦する。「フィリピンの閃光」の異名を持つ世界的ビッグネームは、井上にとって過去最強の相手となる可能性もある。ドネアのメイントレーナーを務め、来日中のケニー・アダムス氏が13日に都内で取材に応じ、“フック”がカギとなることをにおわせた。

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 18戦全勝(16KO)で飛ぶ鳥を落とす勢いの井上に対し、ドネア陣営は不敵に笑っている。アダムス氏は前WBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)の練習をサポートするために来日中。都内の帝拳ジムで村田についての取材を終えると、ドネアのコンディションへの質問にも平然と答えた。

「私の選手はいつも準備ができているよ」

 過去28人の世界王者を指導してきた78歳の名伯楽。1984年ロサンゼルス五輪で米国代表コーチ、88年ソウル五輪では同代表監督を歴任した。同氏が指導するドネアのキラーブローと言えば、“閃光”の異名の由来となった左フック。数々の敵を葬ってきた最大の武器にプライドを持っているようだ。

「イノウエは左フックが強いから、それに対抗するフックを考えている」

 井上は5月のWBSS準決勝でIBF王者エマヌエル・ロドリゲスに対し、2回に強力な左フックでダウンを奪った。ペースを掌握すると、直後に2度立て続けに倒して勝負あり。世界に衝撃を与え、強さを印象付けた。

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