井岡一翔は「危険な敵」 KO率84%パリクテ陣営は終盤戦想定「急がず、辛抱強く…」
重量級の元4階級制覇王者も井岡を警戒「パンチを許してはいけない」
井岡は2017年大晦日に引退を発表。しかし、18年7月に撤回し、同9月に米国で復帰戦に臨んだ。本場のリングでは、これまでの卓越したディフェンス技術に加え、積極的に前に出るファイターの姿を披露。昨年大晦日に挑んだニエテスとの王座決定戦は判定負けに終わったものの、パリクテ陣営は日本の元3階級王者が持つ豊富な引き出しを警戒しているようだ。
さらに、同メディアはパリクテのプロモーターで元4階級王者ロイ・ジョーンズ・ジュニア氏(米国)のコメントを紹介している。かつて重量級の世界戦線を席巻した元世界王者も、井岡についてこう語っている。
「イオカはいい頭の動き、いい足の動きを持っているとても堅実なボクサーだ。カウンターパンチもいい。だから、アストンは彼の試合をしなければいけない。パワー面ではアストンに軍配が上がるだろうが、イオカにパンチを許してはいけない」
パリクテは、昨年9月にニエテスとドローに終わった後、再戦を臨んだ。しかし、先に契約していた井岡が大晦日にニエテスとの王座決定戦に臨んで判定負け。今回はニエテスが返上した王座を争うことになる。決戦まであとわずか。日本人初の4階級制覇王者は誕生するのか、フィリピンに新たなチャンピオンベルトがもたらされるのか――。
(THE ANSWER編集部)