井上尚弥と激突ドネア、米リング誌編集長が「殿堂入りすべき」と持論を説いた理由
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝でIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を259秒KOで下したWBA王者・井上尚弥(大橋)。決勝で対戦する5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)について、米ボクシング専門誌「リング」は「パッキャオ同様に殿堂入りさせるべき」と持論を説いている。
ドネアのキャリアを高く評価「最強の選手たちと対峙、依然強さを示している」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝でIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を259秒KOで下したWBA王者・井上尚弥(大橋)。決勝で対戦する5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)について、米ボクシング専門誌「リング」は「パッキャオ同様に殿堂入りさせるべき」と持論を説いている。
「フィリピーノ・フラッシュ」の異名とともにボクシング界に一時代を築いたドネア。ボクシング界で最も権威を持つとされる専門誌「リング」のダグ・フィッシャー編集長は読者とのQ&A企画で、国際ボクシング名誉の殿堂博物館に殿堂入りすべき選手について質問を受けた。
フィリピンの英雄で6階級制覇王者のマニー・パッキャオについては40歳にして未だ現役中だが、フィッシャー氏は「今、パッキャオを殿堂入りさせるべき。彼は10年前から殿堂入りが鉄板だった」と提言した上で「ドネアもそれに値する」と断言。36歳についても殿堂入りさせるべきと高く評価している。
「フラッシュは5階級にまたがり15人のタイトルホルダーを含む、最強のファイターたちと対峙してきた。18年のキャリアだが、依然として強さを示している」と理由を挙げ、フライ級からフェザー級まで強敵と対峙してきたキャリアを称賛している。
ホルへ・アルセ(メキシコ)、ビック・ダルチニアン(オーストラリア)、フェルナンド・モンティエル(メキシコ)という歴戦の王者を倒してきたことも評価されたドネア。自身も尊敬の念を明かしている井上は、将来的な殿堂入りが待望させるレジェンドと戦うことになる。
(THE ANSWER編集部)