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錦織に無慈悲勝ち「自分の仕事したまで」 ナダルは「世界7番目に危険な選手」と敬意

テニスの4大大会・全仏オープン(テレビ東京系で地上波独占放送)は4日、男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードで世界ランク2位のラファエル・ナダル(スペイン)が同7位の錦織圭(日清食品)に6-1、6-1、6-3と圧倒的なストレート勝ちを収めた。途中、約1時間の降雨中断を挟んだが好調を維持。序盤から錦織を攻め立て「ケイを相手にポジティブな試合ができた」とご機嫌だった。7日に行われる準決勝では、ロジャー・フェデラー(スイス)と対戦する。

錦織(左)を下して握手を交わすナダル【写真:Getty Images】
錦織(左)を下して握手を交わすナダル【写真:Getty Images】

「彼はいつだって非常にいい選手」と錦織称賛、準決でフェデラーと激突へ

 テニスの4大大会・全仏オープン(テレビ東京系で地上波独占放送)は4日、男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードで世界ランク2位のラファエル・ナダル(スペイン)が同7位の錦織圭(日清食品)に6-1、6-1、6-3と圧倒的なストレート勝ちを収めた。途中、約1時間の降雨中断を挟んだが好調を維持。序盤から錦織を攻め立て「ケイを相手にポジティブな試合ができた」とご機嫌だった。7日に行われる準決勝では、ロジャー・フェデラー(スイス)と対戦する。


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 3日に33歳の誕生日を迎えたばかりの“クレーコートの帝王”が、錦織の前に立ちはだかった。2試合連続でフルセットにもつれ込み、ギリギリの体力で準々決勝に臨んだ錦織を相手に真っ向勝負。第1セットから攻撃の手を緩めることなく、力強いショットからネット際のドロップショットまで、ありとあらゆる手で攻めた。第3セットの第6ゲームを終え、4-2とリードしている場面で、約1時間の降雨中断を挟んだが、再開後もペースをみ出すことなく、1時間51分で試合を終わらせた。

 ナダルは試合後、「この大会中、ケイの方が僕よりたくさんテニスをしている」と錦織が体力的なダメージを負っていたことに言及したが、「僕は自分のやるべきことをしっかり果たしただけ。今日はボールにキレがあった。ただ自分の仕事をしたまでさ」と涼しい顔。完膚なきまでに叩きのめした相手でも「彼はいつだって非常にいい選手。これまでたくさんの強敵を倒し、今でも素晴らしい選手に勝利を収めている」と褒め、「僕にとってはみんなデンジャラス。ケイは世界7位なんだから、世界で7番目にデンジャラスな選手だ」と隙を見せなかった。

 大会記録を更新する12度目の全仏制覇を狙うが、準決勝では強敵フェデラーと激突する。これまで数々の名勝負を繰り広げてきた2人。ナダルは「ロジャーとの対戦は常にビッグマッチになる。最高レベルのテニスで戦わなければならない。僕は今もいいテニスをしていると思うけど、彼の前では本当にいいプレーをしないとね」と笑顔を見せた。7日の準決勝で最後に笑うのはどちらか。全世界のテニスファンが心待ちにしている。

(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)




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