死闘続きの錦織、余力あるナダルを破れるか 対照的な勝ち上がり「…頑張ります」
テニスの4大大会・全仏オープン(テレビ東京系で地上波独占放送)は4日、男子シングルス準々決勝が“行われる。2年ぶり3度目の8強入りを果たした第7シードで世界ランク7位の錦織圭(日清食品)は、同2位のラファエル・ナダル(スペイン)と対戦。これまで対戦成績2勝10敗と大きく負け越している相手を突破し、初の4強入りを目指す。
2戦連続フルセットの錦織に対し、ナダルは今大会落としたセットは「1」
テニスの4大大会・全仏オープン(テレビ東京系で地上波独占放送)は4日、男子シングルス準々決勝が“行われる。2年ぶり3度目の8強入りを果たした第7シードで世界ランク7位の錦織圭(日清食品)は、同2位のラファエル・ナダル(スペイン)と対戦。これまで対戦成績2勝10敗と大きく負け越している相手を突破し、初の4強入りを目指す。
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2日がかりの死闘を制して迎える今日、錦織がまもなく“帝王”との対戦を迎える。ナダルは全仏制覇11度の記録を持つクレーコートの魔術師。錦織も「クレーでは一番強い選手ですし、全仏では驚異的な記録を持っている。一番タフな相手ではありますね」と警戒する。
今大会の歩みも、両者はまったく対照的だ。錦織は1回戦のアリス戦こそストレート勝ちしたが、2回戦のツォンガ戦では4セットを戦い、3回戦のジェレ、4回戦のペール戦では、いずれもフルセット、約4時間の熱戦を繰り広げた。一方のナダルは3回戦のゴフィン戦で1セットを失ったが、これが唯一落としたセット。気力、体力の両面で、ナダルに余力がありそうだ。
準々決勝進出を決めた後、ナダルについて「崩すのがすごく難しい。ディフェンスもあるし、やっぱり浅いボールがいくと怖さのある選手」と語った錦織は、少し間を置いて「……頑張ります」と話した。錦織に不利な条件が多いが、ここまで見せてきた粘り強さで勝機を見いだしたい。
錦織とナダルの勝者は、準決勝でロジャー・フェデラー(スイス)とスタン・ワウリンカ(スイス)の同郷対決を制した者と戦うことになる。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)