伊藤美誠、敵地で“みまパンチ”炸裂 女王・丁寧撃破にITTF称賛「マンマミーマ!」
卓球のITTFワールドツアー・中国オープンは1日、女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク7位の伊藤美誠(スターツ)が同1位で2016年リオデジャネイロ五輪女王の丁寧(中国)を下し、ベスト4に進出。国際卓球連盟(ITTF)は「マンマミーマ! またしても…」と金星のハイライトを動画で公開し、番狂わせへの驚きを表現している。
敵地で粘り勝ち、対丁寧は昨年11月に続く3勝目
卓球のITTFワールドツアー・中国オープンは1日、女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク7位の伊藤美誠(スターツ)が同1位で2016年リオデジャネイロ五輪女王の丁寧(中国)を下し、ベスト4に進出。国際卓球連盟(ITTF)は「マンマミーマ! またしても…」と金星のハイライトを動画で公開し、番狂わせへの驚きを表現している。
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中国から「大魔王」の異名で恐れられる伊藤が、またも番狂わせを演じた。五輪女王・丁寧との一戦は、第1ゲームを落としたものの、第2ゲーム以降は鋭いラリーの応酬から強烈な“みまパンチ”を炸裂。ペースを握ると、第3ゲームは18-16と粘り勝ちし、4-1で白星をもぎ取った。対丁寧は昨年11月のスウェーデンオープンに続く3勝目となり、敵地で実力を証明した。
最後は会場のファンからため息が漏れた。東京五輪でメダル争いが予想される2人の対決。ITTF公式ツイッターでは「マンマミーマ! またしても…」と、日の丸を背負う19歳の若きエースを称賛。「日本のライジングスターを見よ。ミマ・イトウが世界ランク1位の丁寧を放り出す」と記した。コメント欄にも「中国で中国選手にやるとは! マンマミーア」などと反響を集めている。
男子シングルスでは、張本智和(木下グループ)も準決勝進出を決めている。ITTFは公式サイトでも「日本のスターたちが深センで光り輝く」の見出しで活躍を紹介。記事ではこう記している。
「答え(結果)を求められていた。ブダペストで開催された世界選手権から1か月。女子ダブルスではヒナ・ハヤタ、ミマ・イトウのペアが銀メダル、ホノカ・ハシモト、ヒトミ・サトウが銅メダルを獲得したが、日本選手たちは期待に応えられなかった。シングルスでは男女ともにメダルなし。トモカズ・ハリモト、ミマ・イトウは(メダル獲得)できなかったが、6月1日土曜日の中国オープンではやり遂げた」
4月の世界選手権では不完全燃焼に終わった日本勢だが、敵地・中国で躍動する日本の若手に拍手を送っていた。
(THE ANSWER編集部)