井上尚弥、突き飛ばし騒動から痛快KO劇 海外ファンも喝采「モンスターに挑発ダメ」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝でIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を259秒KOで下したWBA王者・井上尚弥(大橋)。渡英後の公開練習ではロドリゲス陣営の練習を視察した父・真吾トレーナーが突き飛ばされる騒動が起きたが、試合では井上が圧勝を演じた。米メディアは一連の模様をまとめた動画を公開し、痛快KO劇をクローズアップしていたが、海外ファンも「これは残酷だ」「モンスターを挑発してはいけない」と喝采を送っている。
公開練習の騒動から逆襲KO劇、米メディア投稿に反響「これは残酷だ」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝でIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を259秒KOで下したWBA王者・井上尚弥(大橋)。渡英後の公開練習ではロドリゲス陣営の練習を視察した父・真吾トレーナーが突き飛ばされる騒動が起きたが、試合では井上が圧勝を演じた。米メディアは一連の模様をまとめた動画を公開し、痛快KO劇をクローズアップしていたが、海外ファンも「これは残酷だ」「モンスターを挑発してはいけない」と喝采を送っている。
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海外ファンも胸のすく痛快KO劇だった。きっかけは、スポーツチャンネル「DAZN USA」が公式ツイッターに公開した1本の動画だった。ロドリゲスの公開練習を視察した真吾氏。リング上でシャドーボクシングするロドリゲスを撮影していると、トレーナーのウィリアム・クルーズ氏が歩み寄った。そして、真吾氏を左手で突き飛ばし、撮影を止めさせようとした。
突然の出来事に真吾氏はもちろん、周囲の関係者も驚いた表情。一触即発の事態は大会公式サイトも報じ、海外で波紋を呼んだが、勝負のリング上で逆にぶっ飛ばしたのは、井上の方だ。怒りをぶつけるように2回に左で鮮烈な初ダウンを奪うと、2度目のダウンではロドリゲスが鮮血を流し、呆然とした表情で首を振る。そして、3度目のダウンで試合を決した。