[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

箱根駅伝、“花の2区”起用法で大胆宣言「おおーー!」 青学大・原監督も「びっくり」と唸った回答

来年1月2、3日に行われる第102回箱根駅伝のチームエントリーが10日に締め切られ、各チームの登録選手が発表された。この日は都内で前回大会上位5校の監督によるトークバトルも開催。中大・藤原正和監督の大胆発言に会場が「おおおーーー!」とざわつき、指揮官たちの探り合いが始まった。

トークバトルに出演した中大の藤原正和監督【写真:編集部】
トークバトルに出演した中大の藤原正和監督【写真:編集部】

来年1月2日に往路、3日に復路

 来年1月2、3日に行われる第102回箱根駅伝のチームエントリーが10日に締め切られ、各チームの登録選手が発表された。この日は都内で前回大会上位5校の監督によるトークバトルも開催。中大・藤原正和監督の大胆発言に会場が「おおおーーー!」とざわつき、指揮官たちの探り合いが始まった。

 前回大会は総合5位だった中大。藤原監督は「3年生の活躍が非常に重要」として佐藤蓮、柴田大地、藤田大智、本間颯の3年生4人をキーマンに挙げた。しかし、司会者が気になったのは、各校のエースが集う“花の2区”を誰が担うか。遠慮がちに聞き出そうとすると、藤原監督は躊躇なく「2区はもう溜池と決めています」と、溜池一太(4年)の2年連続起用を明言した。

 ライバルの前での堂々宣言に会場は「おおおーーー!」と騒然。2連覇中の青学大・原晋監督も拍手を送り、「いやー、びっくりですよ。溜池くん強いんでね。今年も前半からじゃあ独走ですね」と返し、笑いを誘った。藤原監督は「これで多分みなさんも2区を言っていただけるんだろうなと思って」とけしかけ、指揮官たちの探り合いが始まった。

 前回総合4位の早大・花田勝彦監督はエース山口智規(4年)が「このまま順調に行けば2区を走る」とし、5区は“山の名探偵”こと工藤慎作(3年)が3年連続で務めると宣言。「これでこの後みんな5区を教えてもらえる……」と口にし、会場は再び笑いに包まれた。前回総合3位の國學院大・前田康弘監督は「うちは4区を言います」と辻原輝(3年)を指名。5区も聞かれたがはぐらかした。

 前回復路を制し、総合2位の駒大・藤田敦史監督は「2区はそのチームのエースがやるべき」としつつ、具体名を挙げることは避けた。前回7区で区間1位だった佐藤圭汰が1区を走るのでは、との噂に「本人は走りたがっています」と返答。司会者が前回1区で独走した中大の吉居駿恭(4年)がまた1区になったら……と話を膨らませると、藤原監督は小声で「隠したいです」と苦笑いした。

 藤原監督は青学大のエース黒田朝日(4年)の区間が気になって仕方がないよう。「5区じゃないかな。朝日がのぼるんじゃないかな。それを真剣に考えていました」と山登り区間での起用を予想。原監督は笑みを浮かべつつ、明言は避けた。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)



W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
oillio
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集