椅子投げ失格キリオスにフェデラーら賛否 対戦相手は辛辣「最低半年の出場停止を」
男子テニスの世界ランク36位ニック・キリオス(オーストラリア)の行動が波紋を呼んでいる。イタリア国際2回戦で「会場の雰囲気」に不満が募り、ラケットを叩きつけ、水分ボトルを蹴り上げ、最後はベンチの椅子をコート上に放り投げるという大暴れ。警告を受けると試合放棄し、失格となった。米メディアが実際のシーンを動画付きで公開すると「酷いスポーツマンシップ」と厳しい声が上がっていたが、出場停止を巡る処分についてロジャー・フェデラー(スイス)ら選手間では賛否が分かれている。
キリオスの処分論を巡りフェデラーは擁護「出場停止にすべきじゃない」
男子テニスの世界ランク36位ニック・キリオス(オーストラリア)の行動が波紋を呼んでいる。イタリア国際2回戦で「会場の雰囲気」に不満が募り、ラケットを叩きつけ、水分ボトルを蹴り上げ、最後はベンチの椅子をコート上に放り投げるという大暴れ。警告を受けると試合放棄し、失格となった。米メディアが実際のシーンを動画付きで公開すると「酷いスポーツマンシップ」と厳しい声が上がっていたが、出場停止を巡る処分についてロジャー・フェデラー(スイス)ら選手間では賛否が分かれている。
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驚きが走った。第3セット第2ゲームでブレークされると、キリオスが驚きの行動に出た。ベンチに戻りながら、ラケットをコートに叩きつけた。拾い上げずにベンチ前に来ると置いてあった水分ボトルを蹴り上げた。騒然とする会場。しかし、怒りは収まらない。今度は1人掛けの椅子に手をかけると、なんとそのままコートに放り投げたのだ。どよめきはさらに大きくなった。
さらに観客に向け、何やら大声を上げるキリオス。自身のサービスの際に会話をしていた観客に腹を立てたのか。すでにこの試合はコードバイオレーションを受けていたキリオスは、さらにスポーツマンシップに反する行為でゲームペナルティを受けてしまった。結局、キリオスはこのまま棄権。まだ勝機は十分にあったが、試合放棄し、荷物をまとめてコートを去っていった。