カーリング女子日本、8大会連続五輪切符 氷上で歓喜の涙、スキップ吉村紗也香「ものすごく嬉しい」 5度目挑戦で悲願
カーリングの2026年ミラノ・コルティナ五輪世界最終予選が10日(日本時間11日)、カナダ・ケロウナで行われ、女子日本代表(フォルティウス)が8大会連続の五輪出場を決めた。決定戦第1戦でノルウェーを6-5で撃破。スキップ吉村紗也香は5度目の挑戦で、悲願の夢切符を手に入れた。

決定戦でノルウェーに勝利
カーリングの2026年ミラノ・コルティナ五輪世界最終予選が10日(日本時間11日)、カナダ・ケロウナで行われ、女子日本代表(フォルティウス)が8大会連続の五輪出場を決めた。決定戦第1戦でノルウェーを6-5で撃破。スキップ吉村紗也香は5度目の挑戦で、悲願の夢切符を手に入れた。
ミラノへの道を切り開くと、歓喜の輪が広がった。前日の1次リーグ最終戦で9-10で敗れたノルウェーに即リベンジ。最終予選の極度の重圧を乗り越え、日本女子として1998年長野から8大会連続五輪出場を決めた。
3-3同点で迎えた不利な先攻の第5エンド(E)に1点スチール。その後、1点ずつスコアが動き、5-5となって迎えた運命の最終第10E。有利な後攻で吉村らチームが一丸となり、決勝点をもぎ取った。吉村が、みんなが泣いていた。
33歳の吉村は、五輪で2大会連続メダルを獲得したロコ・ソラーレの藤澤五月や吉田知那美と同学年。常呂高3年だった2010年バンクーバーから五輪に挑戦し続けてきた。試合後インタビューでは「ものすごく嬉しいです。このメンバーで五輪を勝ち取れて嬉しい気持ちです」と第一声を発し、今予選については「準備してきたことが出せた大会。総力戦でつかみ取った勝利」と喜びを噛み締めた。
北海道銀行フォルティウスとして活動していたが、2021年11月末に北海道銀行とのスポンサー契約が終了。吉村らはフォルティウスでプレーを続けてきた。
2023年12月に第1子を出産した吉村にとって、5度目のアタックでようやくつかんだ五輪切符。悲願の夢舞台で、表彰台へ突き進む。
(THE ANSWER編集部)
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