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手痛い代償… シモンズの“股間肘打ち”に罰金222万円 米紙「不快なローブロー」

米プロバスケットボール(NBA)のプレーオフ、東カンファレンス準決勝第3戦(7回戦制)は76ersがラプターズを116-95で下し、2勝1敗とした。ファイナル進出に一歩前進したが、試合中にベン・シモンズが競り合った相手の股間に肘打ちを入れ、決定的瞬間を米メディアが公開。波紋が広がっていたが、NBAはシモンズに罰金2万ドル(約222万円)という厳罰を科している。

ベン・シモンズ(左)【写真:Getty Images】
ベン・シモンズ(左)【写真:Getty Images】

第3戦で審判が見ていない間に見舞った肘打ちに処分、出場停止は回避

 米プロバスケットボール(NBA)のプレーオフ、東カンファレンス準決勝第3戦(7回戦制)は76ersがラプターズを116-95で下し、2勝1敗とした。ファイナル進出に一歩前進したが、試合中にベン・シモンズが競り合った相手の股間に肘打ちを入れ、決定的瞬間を米メディアが公開。波紋が広がっていたが、NBAはシモンズに罰金2万ドル(約222万円)という厳罰を科している。

 まさかの事件は第2クォーター残り8分36秒で起きた。76ers攻撃の場面で、ゴール下でリバウンドを取ろうとしたシモンズが跳び上がったが、ラプターズのロウリーが体を寄せてブロック。着地の際にバランスを崩してコートに腰を落とすような形になった。ロウリーの臀部が顔付近に寄せられ、次の瞬間、次代のNBAのスーパースターと期待される男が驚きの行動に出た。

 座ったままの状態で左肘を振り上げ、ロウリーの股間にエルボーをお見舞いする格好に。ロウリーは思わずコートに昏倒。フロアを叩いて痛がっていたが、シモンズはそのまま走り去り、守備に戻っていった。審判は見ていない間に行われたが、決定的瞬間はテレビカメラに収められていたため、SNS上で「恐ろしい!!!」「なんだこれは?」とファンに波紋を呼んでいた。

 NBAは3日(日本時間4日)に公式サイトでシモンズに厳罰を下したことを発表した。「ベン・シモンズはカイル・ロウリーの鼠蹊部に対する打撃で、リーグの再審査により、2万ドルの罰金とフレグラント・ファウルの『レベル1』と判断された」とした。

 フレグラント・ファウルは危険度の高いファウルで、レベル2の場合、一発退場で出場停止処分が追加される可能性もあるが、シモンズは出場停止処分は避けることができた。だが、肘打ちは222万円の厳罰に。地元紙「ニューヨークポスト」も「76ersのスター、ベン・シモンズが不快なローブローの代償を支払う」と速報した。

(THE ANSWER編集部)


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