死角なし? 「カネロの倒し方」を米特集、名トレーナー8人が持論「明らかなのは…」
「判定で勝つ道はない」との指摘「袋叩きに挑戦しなければ」
「しかし、あまり言及されていないことだが、ジェイコブスは手を置く位置に、より規律を持たなければいけない。彼は良いボクサーだ。しかし、彼は少し無謀で軽率なところがある。手を自由にし過ぎている。カネロ相手にそれができるかどうかわからないが、もし手の位置が無謀だった場合、彼は代償を払うことになるだろう」
また、元WBA、WBC、IBF世界ウェルター級スーパー王者コーリー・スピンクス(米国)らを手掛けたケビン・カニングハム氏は「ジェイコブスはとても良いボクシング技術を持っており、長身でリーチのアドバンテージもある。彼はそれらのボクシングにおける基礎的な部分を使うべきだろう」と進言。「だから、彼は距離とレンジをコントロールする必要がある。アウトサイドから試合をコントロールするんだ」と指摘している。
一方で「ジェイコブスが判定で勝つ道はない。彼もそれは知っている。彼はカネロを攻撃し、袋叩きにすることに挑戦しなければいけない」とゲキを飛ばしたのは、元WBA世界クルーザー級王者オーリン・ノリス(米国)らを育てたアベル・サンチェス氏。「ダニーは慣れていないことをしなければいけない。彼がかつてやったことがない、攻撃をしていかなければいけない。なぜなら、彼は判定では勝てないからだ」と見ている。
他にも歴戦の名トレーナーが独自の視点で「カネロの倒し方」を語っている。ジェイコブスにとって難敵であることに違いはないが、果たして今週末のボクシング界垂涎のビッグマッチはどんな結末を迎えるのか。
(THE ANSWER編集部)