東大・秋吉拓真 “2度目の箱根”視界に 予選会好走、ルール変更で好機「区間賞相当に挑戦」

チーム事情は深刻「故障者も出てしまって…」
この日の予選会には、東大から10人が出場。「故障者も出てしまって、人数を揃えることでも苦戦した」とチーム事情は深刻。そんな中、受験でブランクのある1年生4人も健闘し、全員が無事にゴールした。
「僕らのチームはそれぞれが目標を持っている。箱根駅伝にはまだ距離があるけど、チーム内で選考をして、勝ち上がって予選会に出場することがモチベーションになっている。伝統といったら大袈裟かもしれないけど、予選会に出続けること、繋いできたものを繋げていくという意識が、定期的に学生連合に東大選手が入ることにも繋がっていると思う」
兵庫・六甲学院高で始めた陸上競技。子どもの頃から何気なく観ていた正月の風物詩を、本気で目指すようになった。高いレベルで学べ、箱根駅伝に出られるチャンスがあると東大を志し、現役で理科一類に合格。1年時に初めて挑んだ予選会は345位だったが、2年で54位、3年で77位と実力をつけ、今では本戦で区間賞を狙える位置にまで上り詰めた。
「大学で最後にやるべきことができた。今年達成できなかった区間賞相当のところにも果敢に挑戦できるように練習を積んでいきたい」
箱根路で新春の風に吹かれ、秋吉が東大生ランナーの可能性を示す。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)
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